FIA-F3:角田裕毅、開幕戦で入賞。タイヤの理解は進むも、「アンダーステア解決の糸口が見えない」

5月16日(木)14時22分 AUTOSPORT web

 2019年シーズンからFIA-F3選手権に参戦している角田裕毅選手(イェンツァー)。 デビュー戦のスペインでは深刻なアンダーステア傾向に悩まされ、フリー走行では30人中26番手に終わる。それでも予選では10番グリッドを獲得。しかしレース1はスタートで出遅れるも、10位入賞。レース2も9位入賞が精いっぱいだった。


「レース1はスタートで、クラッチ操作を間違えてしまいました。本来は最初にフルクラッチを離して、ハーフクラッチをじわっと離していく。それを最初に、ハーフを離してしまったんです。フルは繋がったままなので、クルマは全然動かなかった。それで出遅れて、2台に抜かれてしまいました」


「そのあとは中団勢に引っかかって、フロントウィングがちょっと接触したりもしたし、走りづらかったのはおそらく少しダメージを受けたんだと思います」


「その後のペースは悪くなかったんですけど、まだ改善すべき点はいろいろあります。もしスタートを失敗していなければ、シングルフィニッシュは十分可能でした。その意味でも、もったいなかったです」


「レース2はスムーズにスタートできて、すぐに1台抜くことができました。そのあとプッシュしたんですが、アンダーステアはまったく直ってなくて、後ろを抑えることに必死で、9番手が精一杯でした。DRSを使われる状況で、かなり無理して抑えました。アンダーをどう直したらいいのか、解決の糸口は見えていないです」

2019年FIA-F3開幕戦スペイン 角田裕毅(イェンツァー), ヘルムート・マルコ
レッドブルのモーターホームで話し合う角田らドライバーとマルコ博士


「ヘルムート・マルコ(レッドブルのモータースポーツアドバイザー)さんはドライバー全員を集めて、ひとりひとりから説明を聴くんです。誰に対しても、褒め言葉はひとつもありませんでした(苦笑)。僕については、『どうして抑えて走るんだ』と。『いや、アンダーがひどいなか、むしろ必死にプッシュしていた』と言ったんですけど、外からは抑えて走ってるように見えたようです。『フリー走行からちゃんと走っていたら、改善できたんじゃないか』と指摘されて、『そうですね』と言うほかなかったです」


「デビュー戦を終えて、課題はまず週末を通してのセッティング。そしてフリー走行からの積み重ねを、もうちょっと意識的にやっていかないと。ピレリに関しては、まだ攻め切れてはいないですけど、だいぶ把握できてきました」


「バルセロナテストから比べると、ずいぶんよくなってることはよかったです。でも週末を通してのマシンバランスの改善ができなかったこと、あとはレース1のスタートの失敗、その辺りが悔しいです」


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