【ヴィクトリアM】逃げ馬不在で気になる距離延長組 マサノカナリア×横山典弘騎手が奇襲の可能性も

2025年5月16日(金)6時15分 スポーツ報知

大舞台に強い横山典とのコンビが魅力的なマサノカナリア

◆第20回ヴィクトリアマイル・G1(5月18日、東京競馬場・芝1600メートル)

 第20回ヴィクトリアマイル・G1(18日、東京)の出走馬が15日、確定した。「考察」キーポイントは、判然としない逃げ馬を担当の玉木宏征記者が深掘り。枠順は16日に決まる。

  近10年で逃げ馬は【0019】。3着が1頭だけだが、それが15年に18番人気だったミナレット。江田照騎手は「指示が出ていたので全うしただけ。ペースが遅くはなかったけど、人気もなかったので、腹をくくってペースを刻んで。馬が頑張ってくれた」と当時を振り返った。

 逃げは大波乱を呼ぶ。07年はアサヒライジングが9番人気2着、14年はヴィルシーナが11番人気1着。15年12番人気2着のケイアイエレガントも離れた2番手で実質的に逃げだった。江田照騎手は「後ろで本命馬が動けないで苦しい場合もあるので、そういう時に恩恵を受けるとしたら前だよね」としたうえで「前がやり合う展開になると逆のケースもある」と語った。

 しかし、今年は逃げ馬が不在だ。今週からBコースを使用することもあり、大波乱の歴史が繰り返されても不思議ではない。気になるのは距離延長組。芝1400メートルで3勝クラスを勝ったばかりのマサノカナリア×横山典騎手の奇襲はないだろうか。

 藤野調教師は「馬込みが苦手だったり難しい面がありますが、前走で横山さんが把握してくれて『(距離を)短くするよりは延ばしてリズム良く』ということでした」と参戦の経緯を説明。逃げの可能性について尋ねると「(鞍上に)お任せですが、そうかもしれないですね」とニヤリ。まずは枠順発表が楽しみだ。(玉木 宏征)

スポーツ報知

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