ド軍指揮官「ボールを手から離して...」IL入り朗希の完全ノースロー強調「無理すると悪化する可能性ある」
2025年5月16日(金)8時36分 スポーツニッポン
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が15日(日本時間16日)、アスレチックス戦の試合前にメディア取材に対応。「右肩のインピンジメント症候群」で負傷者リスト(IL)入りした佐々木朗希投手(23)に言及した。
前日、取材に応じた佐々木が自身の肩について「これという確証はないので、これから根気よく向き合っていかないといけない状態です」「画像撮ってもわかるように、これって治すための原因がつかめていない。そこを見つける作業になると思うので、それ次第かなと思います」などと正確な原因が分からないと語っていた。
指揮官は「良いニュースは、MRIなどの画像診断では特に異常が見つかっていないということです。ただ、痛みなどの症状はあります」と説明。「現時点で言えるのは、漠然とした言い方になりますが、『インピンジメント(衝突症候群)』のような状態だということです。これは骨の構造などが関係して肩の内部で何かがぶつかり合っているようなもので、それによって不快感が生じています」と続けた。
その上で「このまま無理をすると悪化する可能性があるので、我々としては彼を一度完全に休ませ、ボールを手から離して炎症を抑え、その後、段階的に投球を再開させていくのがベストだと考えています」と復帰に向けて、まずは一旦、完全ノースローがいいと指摘。「明確な原因が画像で確認されていないという点ではむしろ前向きに捉えていて、今は投球再開に向けて準備を進めています」とした。
ロバーツ監督は佐々木がIL入りした13日(同15日)にも「投球を完全に休止する期間があることは確か」と完全ノースローでリハビリを進めるとしていたが、改めて強調した。
この日の試合前練習で佐々木は外野フィールドで球拾い。ボールを捕っても右手は使わずに常に左手でグラブトスで返していた。