クラブ史上初の主要タイトル獲得へ…クリスタル・パレス指揮官「何が起きてもおかしくない」 マンCとの決勝戦へ意気込みを語る

　クリスタル・パレスを率いるオリヴァー・グラスナー監督が、FAカップ制覇へ向けて意気込みを示した。16日、イギリス『スカイスポーツ』が同指揮官のコメントを伝えている。

　クリスタル・パレスは今大会を順調に勝ち進んでおり、準々決勝のフルアム戦と準決勝のアストン・ヴィラ戦では、それぞれ3−0の快勝を収め、決勝進出を果たした。17日に行われる決勝では、マンチェスター・シティとの対戦が控えている。

　そしてグラスナー監督は、決勝戦の前日会見に出席。強敵マンチェスター・シティとの対戦について「試合へ向けて分析したが、90パーセントは自分たちのことについて話していた。なぜなら、自分たちが影響を与えられるのは、自分たちだけだからだ」とコメント。自チームのパフォーマンスを発揮することが勝利への近道であると考えつつも、「我々は常に解決策を持っているが、それも正しい方法で実行することは簡単ではない。チャンスを作れる自信もあるが、守備を改善しなければならない」と語り、警戒心も口にしている。

　マンチェスター・シティに勝利することができれば、クリスタル・パレスにクラブ史上初の主要タイトルをもたらすことになる。しかしグラスナー監督は、「トロフィーを持ち帰るべきであるというプレッシャーを感じる必要はない。クラブの歴史上、タイトルを獲得したことは一度もないからだ」と語り、カップ戦決勝でも自然体で臨む必要性を強調した。

　最後にFAカップ制覇への意気込みとして、「ファンの皆さんがいれば、きっと実現できる。皆さんは選手たち一人ひとりがベストを尽くす姿を目にするだろうし、我々もサポーターの懸命な応援を感じるはずだ。サッカーは何が起きてもおかしくはないからね」と語っている。