京都が3―0で横浜Mを圧倒 先制ミドル弾のMF松田は「練習の成果」を強調

2025年5月17日(土)17時28分 スポーツニッポン

 ◇明治安田J1リーグ第17節 京都3—0横浜M(2025年5月17日 日産スタジアム)

 京都が最下位の横浜Mを3—0で圧倒。勝ち点を31に伸ばして3位を守った。

 前半31分、京都は左サイドのDF佐藤響(25)が前線にスルーパスを送る。MF松田天馬(29)は相手DFの動きを封じてFW長沢駿(36)がフリーでパスを受けるように体を張った。長沢がボールをキープすると、松田は中央に動き出す。松田は長沢からのパスを受けると、ペナルティーエリア外から強烈なミドルシュートを放つ。これがゴール右に吸い込まれて京都が先制した。

 「何か自分的にコンディションもあんまり良くなかったんで、シュートを撃とうと思っていた。結果につながってよかったです」と松田。FW陣は8得点のラファエル・エリアス(26)と16試合に先発していた原大智(26)が欠場していたが「ラファや大智の真似はできないけど、チームとして戦っているんで。そこは補っていけると思っているし、結果にもつながった。練習の成果かなと思っています」と胸を張った。

 京都は後半も運動量が落ちない。22分、MFジョアン・ペドロ(25)のミドルシュートがDFに当たって相手GKの頭上を襲うと、GKがパンチングで戻したボールをゴール前に詰めたMF奥川雅也(29)が押し込んで2点目。36分にはペドロが左サイドから上げたクロスボールを奥川がスルー。後ろから走り込んだDF福田心之助(24)が2試合連続ゴールを決めて3—0とした。

 チョウ貴裁(チョウ・キジェ)監督(56)は試合前に横浜Mの不振に触れて「昨年の我々もこの時期本当に苦しい思いをした。一生懸命やっても結果が出ないときの苦しさは分かってるつもりです。その分、反発心を持って戦った時にどれだけ力を出せるかと身をもって分かっている。マリノスさんもそういう状態で来られると思うし、受けずにやっていかなきゃいけない」と警戒していた。ただ「セレッソ戦で2点先に取って3点逆転されたのも教訓にしながら、自分たちが強くなっていこうと積み上げている」と油断はなかった。

 「(2点目、3点目は)簡単なゴールのように見えますけど、あそこに詰めている選手がいるってことが一番大事なことなので。普段の練習からそういうことを積み重ねてやっているつもりですけど、いいゴールが生まれたかなと思います」と指揮官は足を止めなかった選手たちをたたえた。 

スポーツニッポン

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