ナニがマンU時代を回顧…“名将”ファーガソン氏は「本当に怖かった」

2020年5月18日(月)17時19分 サッカーキング

マンUで共に戦ったナニ(左)とファーガソン氏(右) [写真]=Getty Images

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 メジャーリーグ・サッカー(MLS)のオーランド・シティに所属している元ポルトガル代表MFナニが、マンチェスター・U時代のサー・アレックス・ファーガソン氏との思い出を振り返った。イギリスメディア『スカイスポーツ』が17日に同選手のコメントを伝えている。

 ファーガソン氏は1986年から2013年までマンチェスター・Uで監督を務めた。13度のプレミアリーグ優勝や2度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を成し遂げるなど、クラブ黄金期の象徴的人物だ。2007年にクラブへ加入したナニは、加入当初のファーガソン氏への印象を以下のように語っている。

「マンUに来たばかりの頃は、本当に彼が怖かった。ミスをしたり何か悪いことをした時は、まるで父親のように怒っていた。けれども、彼の伝えたいことが理解できるようになり、自分でも本心を伝えられるようになってからは変わったよ」

「僕の英語は酷いものだった。今も得意ではないけれども、当時は今よりもさらに英語力が不足していた。僕が何か伝えたいことがある時、彼は会話が成立するためにあらゆる手段を用いてくれた。その時から、僕はサー・アレックス・ファーガソンという存在の偉大さを実感し始めた」

 続けて、ナニはファーガソン氏との思い出深いエピソードを回顧。「ロンドンでのフルアム戦のことだった。彼は試合の帰りに自宅まで送ってくれる人を探していたんだ。だから、『ボス、僕が送っていくよ!』と約束した。でも、その日の試合で僕はギグスが獲得したPKを外してしまった。自信満々でキッカーに名乗り出たにもかかわらずだ。結局、試合はドローで終わってしまった。ロッカールームでは怒られたよ。帰りの車では一言も話さなかった。自信が無くなったね」

 最後に、ナニはファーガソン氏が“名将”としてマンチェスター・Uの黄金期を構築した理由に言及。「彼はどのようにして選手の個性を活かすのかを知っていた。年齢は問わずに、多くの選手の個性を引き出してきた。当時僕は若かったから、すぐにその重要性を理解することはできなかった。でも、彼からは本当に多くを学んだ。彼のおかげで変わることができたと思っている」と、自身の経験を絡めながら話した。

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