ヴィクトリアマイル当日の東京競馬場の馬場状態 雨の17日から変化し内と外はフラットに近い状態
2025年5月18日(日)12時44分 スポーツ報知
18日の東京4Rで初勝利を挙げたフェンスブレイカー(右)(カメラ・池内 雅彦)
ヴィクトリアマイル前日の5月17日は府中市で26・5ミリの雨量を記録。芝コースは良馬場から稍重に、ダートコースは稍重から不良まで悪化した。
芝が5鞍組まれていた17日は前半の4、5Rこそ直線で内めを選択する馬も多く、5Rは内から伸びたベラジオワールドが勝利。ただ、6Rになると外めに進路を取ったホウオウアートマンが突き抜け、後半になると直線で外に進路を取る騎手が大半だった。芝に5鞍騎乗して1勝を含む3連対だった津村明秀騎手は「17日は水分を含んでいて、内が使われていくうちに伸びない感じになった」と外が有利だったと振り返った。
G1デーの18日は気温が上昇し、馬場の回復が見込める。稍重で行われた4R・3歳未勝利(芝1800メートル)をフェンスブレイカーで逃げ切った戸崎圭太騎手は「まだ少し水分は含んでいるけど、そんなに内が悪い感じはしなかった」と感触を伝え、同レースにジーティーパリス(5着)で騎乗していた津村騎手は「馬場は乾いてきているけど、どうなんだろう。4Rはペースも遅かったからね」ともう少し見極めたい様子だった。馬場の回復具合とともに午後のレース傾向もチェックしていくことが必要。ただ、17日の後半ほど極端に内が悪いという状況にはない。