【リーグワン】東京ベイが守備力で準決勝進出!立川理道「勢いはクボタの方がある」連戦も前向き
2025年5月18日(日)21時33分 スポーツニッポン
◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部プレーオフ準々決勝 東京ベイ 20—15 東京SG(2025年5月18日 大阪・花園ラグビー場)
レギュラーシーズン3位の東京ベイが同6位の東京SGを20—15(前半3—0)で下して準決勝進出を決めた。
東京ベイは前半7分、SOバーナード・フォーリー(35)がペナルティーゴール(PG)を決めて先制。その後は互いにトライを決められず堅いディフェンス力が光るロースコアの展開で前半を終えた。後半5分、東京SGはFB松島幸太朗(32)のキックで前進してWTBチェスリン・コルビ(31)が走り込んでトライ。直後の同5分、今度は東京ベイがスクラムから右へ展開してWTB根塚洸雅(26)が相手のディフェンスをはじき飛ばしながらトライを決めた。同13分には、東京SGが右ラインアウトからサインプレーで相手の虚を突いてFLサム・ケイン(33)のトライで逆転。東京ベイは10—12で迎えた同24分、LOルアン・ボタ(33)のトライで再度逆転した。さらに同32分にはCTB広瀬雄也(24)がPGを決めて追加点。その後は相手にもPGを1本許したがリードを保ったまま逃げ切った。
前半は相手のディフェンスに阻まれ一度もトライを奪えず。CTB立川理道(35)は「なかなか取り切れず(相手の)しぶとさは感じた。しんどい時間が続いた。ポイントに変えられなかったのは反省するところ」と振り返った。僅差でも勝ち上がることが大事なトーナメント方式のプレーオフ。「次に向けて、勝って反省できるのは大きい。少ないチャンスをどうポイントに変えていくか、ディフェンスには自信持っているのでしっかり修正していきたい」と前を向いた。
次戦は、レギュラーシーズン2位の埼玉に挑む準決勝(25日、秩父宮)。「プレーオフに入れば順位は関係ない。下位も上位もない」と立川。連戦のため体力的には不利となるが「今週1試合経験できたのはチームとしてもポジティブ。勢いはクボタ(東京ベイ)の方があると思うので、逆にアドバンテージにしてやっていきたい」とプラスに捉えた。