エース・木村莉緒が出場6戦全勝で3冠 団体フルーレで沼津東の連覇導く
2025年5月19日(月)5時45分 スポーツ報知
学校対抗で連覇を達成した沼津東の選手たち
◆フェンシング・静岡県高校総体 (18日、香陵アリーナ)
女子学校対抗フルーレの部は沼津東が連覇を達成した。3チームの総当たり戦で争われ、東海大静岡翔洋、沼津西を下し、連勝で全国総体(8月・島根)出場権をつかんだ。17日の個人戦フルーレ、エペを制したのに続き、エース・木村莉緒(2年)が県3冠に輝いた。
危なげない試合運びだった。1チーム3人で戦う学校対抗は、3分間で5本先取を1試合とし、全員と対戦して計9試合のうち5勝先取で勝敗を競う。木村は出場した6試合を全勝して勝利に貢献した。「出た試合は、全部勝てたので良かった」と、胸を張った。
中3時に、全国中学選手権で準Vした実力者。世代別の日本代表合宿も経験している。昨年の学校対抗では3回戦で鹿児島南に敗れた。「今年はベスト16以上が目標。個人では、あわよくばベスト8を狙いたい」。県期待の女子高生フェンサーが、全国で華麗な剣さばきを見せる。(塩沢 武士)
〇…男子学校対抗フルーレの部では、昨夏の全国高校総体で8強入りした東海大静岡翔洋が全3戦で1試合も落とさず完全Vを飾った。2019年以降では、20年のコロナ禍での中止を除いて6大会連続で県の頂点に立った。前日の男子フルーレに続き2冠となったエースの半場椋太(3年)は「昨日の方が緊張した。勝ち切れて良かった」と、笑顔。全国での目標は「昨年の先輩を超える4強。個人では8強に行きたい」と抱負を掲げた。