腰痛もなんのその 香妻陣一朗が3年ぶり2度目の全米へ「めちゃくちゃうれしい」
2025年5月20日(火)8時0分 ALBA Net
プレーオフを制して3枠に滑り込み(撮影:ALBA)
<全米オープン最終予選(日本会場) 19日◇一日競技◇タラオカントリークラブ・西コース(滋賀県)◇7336ヤード・パー72>
腰痛に苦しみながらも、2度目の大舞台への切符をつかんだ。香妻陣一朗が一日36ホールの長丁場を戦い抜き、トータル9アンダー・3位で「全米オープン」の出場権を獲得した。「すごく行きたかったので、めちゃくちゃうれしいです」と笑顔を見せた。
昨年末、トレーニング中に痛めた腰の影響は続いており、「正直、きょうもかなりしんどかった」と明かす。それでも「痛みのある中でできるスイングを見つけて、やれることをやった」と語るように、ベストを尽くしてプレーした。
第1ラウンドは「68」、第2ラウンドでは「67」をマーク。2ラウンドを通じてボギーは6つあったが、2イーグルを含む攻撃的なゴルフで、限られた出場枠を勝ち取った。
腰痛の影響でシーズン序盤は欠場が続き、今季初戦は4月のLIVゴルフ・メキシコ大会。以降は調子を上げ、3週前のLIV韓国大会と、2週前の「インターナショナルシリーズ・ジャパン」ではともに7位と好成績を残している。
世界のトッププレーヤーが集うLIVを主戦場にして2年目。「自信もついてきたし、技術も成長している実感があります」と着実に進化している。3年ぶりの全米では「普段(LIVで)一緒にやっている選手もいますし、前回よりはやりやすいと思います」。場の雰囲気に気圧されることもなさそうだ。
目標は「トップ10入り」。海外で経験を積み続ける30歳が、大舞台でその力を証明する。
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