トップ快走のレクサスRC F GT3にまさかのトラブル「ひどく落ち込んでいる」/IMSA第3戦

2021年5月20日(木)12時33分 AUTOSPORT web

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTDクラスにバッサー・サリバンのレクサスRC F GT3で参戦しているジャック・ホークスワースは、5月16日にアメリカ・オハイオ州のミド・オハイオ・スポーツカーコースで行なわれた第3戦の決勝レースにおいて、サスペンショントラブルによってクラス優勝を逃したことに「ひどく落ち込んでいる」と語っている。


 ミド・オハイオでは、ホークスワースの駆る14号車レクサスRC F GT3がGTDクラスを支配していた。コンビを組むアーロン・テリッツが予選でクラスPPを獲得し、レースでもオープニングスティントの33周すべてをリード。その後、ミド・オハイオにおける3連勝を目指していたホークスワークスにマシンは引き継がれた。


 だが、レースが2時間目に入ったところで左リヤサスペンションに問題が生じ、14号車はリタイアを喫することとなった。


 レクサスとしては、このコースにおける4連勝を目指しているところだった。

14号車RC F GT3はGTDクラスをスタートからリードした


「(今年開催された)3レースで2度目の失敗に終わったことは、本当に残念だ」とホークスワースは語っている。


「レースウイークに入り、僕らはすべてのプラクティスでトップだったし、レクサスRC F GT3はこの週末もっとも速いマシンのひとつだった」


「僕らはレースを制圧していたし、勝ち目があった。だが、残念ながらサスペンションに問題が起き、ガレージに入ることとなった」


「ひどく落ち込んでいるよ。でも、(次戦)デトロイトで取り返す」


 テリッツは、残念なシーズンスタートからの巻き返しを目指していた14号車のクルーにとって、「とてもタフな日になった」と説明する。


 ホークスワースとテリッツは前戦セブンリング12時間レースにおいて、ブレーキローターの交換およびDPi車両との接触のために表彰台フィニッシュへの期待を打ち砕かれ、クラス7位でフィニッシュしていた。


「予選をPPで通過し、ジャックにクルマを渡す前の僕のスティントでは、すべてのラップをリードした。ジャックも大きなリードを保っていたが、残念ながらトラブルに見舞われた」とテリッツは語っている。


「本当につらいことだ。ここは僕らが非常に強いパフォーマンスを見せられるトラックであり、(レクサスとして)4連勝ができなかったことがとても残念だ。でも、僕らはもう一度団結し、すぐに勝利を得ることができるだろう」


 一方、バッサー・サリバンのもう1台、ザック・ビーチ/フランキー・モンテカルボのドライブする12号車RC F GT3は、クラス優勝したターナー・モータースポーツの96号車BMW M6 GT3に続く2位という、今季最高の結果を残している。


 これは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に今季初めてフル参戦しているビーチにとって、キャリア最初の表彰台となった。


「過去3年間は、僕にとってタフなものだった、嘘ではなくね」と元オープン・ホイールのエースであったビーチは語っている。


「このシリーズに来て、良い結果を残すのはとてもいい気分だ」


「バッサー・サリバン、レクサス、そしてとくに“地獄”の第1スティントを受け持ってくれたフランキーに感謝している。彼は僕に素晴らしいポジションでマシンを渡してくれた」

ミド・オハイオで2位表彰台を獲得したフランキー・モンテカルボとザック・ビーチ

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