男子テニスの西岡良仁 故障の左肩は痛みが出ていない 不安はある 全仏オープン・テニス
2025年5月23日(金)21時31分 スポーツ報知
◆テニス ▽全仏オープン(23日、フランス・パリ)
【パリ23日=吉松忠弘】25日に開幕するテニスの4大大会今季第2戦、全仏オープンを前に、世界ランキング75位の西岡良仁(ミキハウス)が会見を開き、炎症などに悩まされている左肩は「試合に近い出力を上げてボールを打ってみて、痛みが出ていない」と話した。
今年、フォアハンドを出力の高い打ち方に改良したが、その影響か、肩に負荷がかかったようだ。左肩の2か所に痛みがあって、「手術までは(しなくても)大丈夫。基本はリハビリと時間(をかけること)」。サーブには影響ないが、ストロークで痛みが出ていた。
大会は、3月中旬のマイアミ・オープンに出場して以降、5月のイタリア国際1大会に出場しただけ。「なるべく痛くならないような出力の出し方で、(フォアを)改善中。少しずつなれていく作業という感じ」と、新たな形を模索中だ。
1回戦は、第25シードで世界ランキング25位のアレクセイ・ポピリン(オーストラリア)が相手だ。決して赤土を得意とする相手ではないが、西岡は「いかんせん、僕のテニスが、そこまでのクオリティーに上げられていない。どれだけついていけるかの勝負」と、食らいつく気持ちだ。