【楽天】浅村栄斗が「長かったし、苦しかった」と涙のお立ち台…2000本安打達成に「泣くつもりなかった、いろいろ思いが出てきて」
2025年5月24日(土)17時18分 スポーツ報知
2000安打を達成してヒーローインタビューで感極まる浅村栄斗(カメラ・上村 尚平)
◆パ・リーグ 楽天—日本ハム(24日・楽天モバイル)
楽天・浅村栄斗内野手が通算2000本安打を達成し、お立ち台で涙を見せた。
初回1死二塁、日本ハム・山崎のカットボールを右前へ運ぶ先制適時打で節目に到達し「長かったですし、苦しかったです」と振り返った。普段は寡黙な浅村だが記念の打席を思い返すとうつむいて涙を流し沈黙。ファンからは多くの拍手などが送られ「うれしかったです」と声を詰まらせた。
大台を達成したが「チームとしての目標ではないので、何とか早く決めたいと思ってました。ホッとしました」と語り「ゲーム中にも関わらず僕の記録で時間を止めてくれて、相手チームの日本ハムの皆さん前にでてくれてありがたかったです」と対戦した日本ハムの関係者へも敬意を伝えた。
さらに、観戦に訪れていた家族へ向けても「一緒に苦しんで、いつもサポートしてもらって、ありがたい限りです。ありがとう」と涙ながらに感謝の言葉を口にした。
残り36本で迎えた今季は開幕2戦目で初安打し、その後コンスタントに安打を積み重ねた。4月22日の日本ハム戦では通算300本塁打も達成した。しかし残り9本とした4月27日のソフトバンク戦後、自己ワーストとなる35打席連続無安打。あと2本の状況からも17打席連続無安打とペースが落ち、5月20日の西武戦を欠場して連続試合出場は歴代4位の1346試合でストップした。「うれしい記録なんですけど、近付くにつれて苦しかったです。そのくらい偉大な記録なんだなと改めて感じました」と胸中を明かし、達成を心待ちにしていたファンへ向けて「こんなに大勢のファン皆さん、待たせてしまって申し訳ない思いでしたし、ふがいない成績ばかりだったので、何とか達成できて良かったです」と思いを語った。
新たな目標を聞かれると「優勝なんですけど、とにかく2000本で終わりではないので。もっとレベルアップして頑張りたいと思います」と決意。最後には「泣くつもりなかったんですけど、いろいろ思いが出てきて。すみませんでした」と話して締めた。