旧宮城野部屋勢から9、10人目の引退力士...部屋閉鎖処分からわずか1年で過半数が角界を去ることに

2025年5月28日(水)18時5分 スポーツニッポン

 日本相撲協会は28日、夏場所限りで引退した力士を発表した。既に発表されている元小結・北勝富士(32=八角部屋)、4月14日に外陰部壊死性筋膜炎で33歳の若さで死去した序二段・若戸桜(式秀部屋)の他に、幕下以下9人の引退が新たに発表された。

 伊勢ケ浜部屋の“旧宮城野勢”では、三段目・雷鵬(28)と序二段・小野(19)が引退。元幕内・北青鵬の暴力事件をきっかけに宮城野部屋が閉鎖された昨年4月以降では、宝香鵬、大谷、千鵬、竹丸、絢雄、高馬鵬、錦織、真柏鵬に続いて9、10人目の引退力士となった。これで、伊勢ケ浜部屋転籍時に在籍していた力士19人のうち半数以上が1年の間に角界を去ることとなった。

 また、48歳の大ベテラン2人が引退。本場所で弓取り式を行った回数の最多記録を持つ聡ノ富士(伊勢ケ浜部屋)は、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が65歳の定年を迎えるタイミングで29年間の力士人生を終えた。初土俵から29年間で通算成績570勝627敗21休。「居反り」を16回、「たすき反り」を7回決めている“反り技の名手”としても知られ、他にも一本背負い、ずぶねり、後ろもたれなど珍しい技を度々繰り出していた。1992年名古屋場所初土俵で現役最古参の序ノ口・澤勇(式秀部屋)は、33年間の相撲人生に幕を下ろした。

 この日新たに引退を発表した力士は以下の9人。

 ▽幕下

北勝丸(25=八角部屋)、颯富士(23=伊勢ケ浜部屋)、竜勢(38=伊勢ノ海部屋)

 ▽三段目

雷鵬(28=伊勢ケ浜部屋)

 ▽序二段

益湊(29=阿武松部屋)、魁當真(24=浅香山部屋)、小野(19=伊勢ケ浜部屋)、聡ノ富士(48=伊勢ケ浜部屋)

 ▽序ノ口

澤勇(48=式秀部屋)

スポーツニッポン

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