【スノボ】柔道界のレジェンド野村忠宏氏も舌を巻く竹内智香の“強さ”とは 引退発表会見
2025年5月29日(木)18時33分 スポーツニッポン
スノーボード・アルペン女子で14年ソチ五輪パラレル大回転銀メダルの竹内智香(41=広島ガス)が29日、来シーズン限りでの現役引退を発表した。
東京都内で行われた会見には、柔道五輪3連覇で竹内が所属するマネジメント会社代表を務める野村忠宏氏(50)も出席。「引退はなかなかイメージできなかった。寂しい気持ちもあるが、来年の五輪を集大成として、最後に輝く姿を見たい」と語った。
2人は以前所属していたマネジメント会社時代から親交があり、アスリートの先輩として野村氏が相談相手になるなど、交流を続けてきたという。柔道史上唯一の五輪3連覇の実績を誇る同氏だが、竹内の人柄を問われると「本当に一言で“強い”と思う」と断言。06年トリノ五輪後により恵まれた練習環境を求めてスイスのナショナルチーム入りするなど、前例のない道を切り開いてきた後輩を「環境を作ってきた、切り開いて来たのはやはり強い」と称えた。
集大成となる来年2月のミラノ・コルティナ五輪では「金メダルを獲りに行く取り組みをしたい」と宣言した竹内。そんなスノーボード界のレジェンドへのエールを促されると、「誰であろうが何も言うことはないと思う。“勝手に頑張れ”って感じです。最後に思い切って自分のパフォーマンスを出せたら、もうそれで幸せじゃないかと思っている」と独特の表現で言葉を贈った。