【スノボ】竹内智香「フルコースを何回食べたんだろう」五輪6度の競技人生振り返る 来季で引退を発表

2025年5月29日(木)18時13分 スポーツニッポン

 スノーボード・アルペン女子で14年ソチ五輪パラレル大回転銀メダルの竹内智香(41=広島ガス)が29日、来シーズン限りでの現役引退を発表した。東京都内で会見に臨み、「長く続けた競技人生を25〜26年シーズンをもって引退することを報告させていただく。(五輪出場の)夢を持ってから、本当に長く、たくさんのことを学んで走り続けることができた」と述べた。

 北海道旭川市出身で14歳で本格的にスノーボードを始めた竹内は、02年ソルトレークシティ五輪から日本女子最多となる6大会連続で冬季五輪に出場中のレジェンド。14年ソチ五輪では銀メダルを獲得し、18年平昌五輪後には「全てやりきった、燃え尽きたような気持ち」で進退を熟考。2年半の休養後、22年北京五輪にも出場し、「本当にフルコースを何回食べたんだろう、デザートがエンドレスに出てくるくらい、お腹いっぱい食べきったような気持ち」と心境を語った。

 来年2月に迫ったミラノ・コルティナ五輪を集大成に引退を決意したのは、今年1月のW杯で3位に入り、全日本スキー連盟(SAJ)の定める派遣基準を満たした時。「あと1年と自分の中で気持ちが固まった」という。7度目の五輪出場なら、夏冬計7度出場した橋本聖子に並ぶ日本女子最多の金字塔を打ち立てることになる。「もう1回、神様が五輪まで全力で頑張りなさいと言ってくれていると感じた」と、気持ちはすでに来冬に向いている。

 会見前の午前には、東京都内のジムでトーレーニングを報道公開するなど、すでに来季に向けて始動している竹内。42歳で迎える7度目の舞台へ、「もう1回、競技者として本気で勝ちに行くような取り組みをしたい。もう一度、金メダルを獲りに行くような取り組みをしたい」と宣言。27年間もの長い競技人生の花道を、金色に染めるための最終章が始まった。

スポーツニッポン

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