アマ8冠・荒竹一真 井上尚弥にもらったシューズで“尚弥流”右フック一撃!プロデビュー2回TKO勝ち

2025年5月28日(水)17時52分 スポーツニッポン

 ◇プロボクシング49.0キロ契約 荒竹一真(大橋)<6回戦>キティデッチ・ヒランスク(タイ)(2025年5月28日 横浜BUNTAI)

 アマチュア8冠の荒竹一真(22=大橋)がプロデビュー戦に2回2分13秒TKO勝ちした。ダブル世界戦興行のアンダーカードに登場。ラフにパンチを振ってくるプロ22戦のティデッチ・ヒランサク(23=タイ)に対しボディー主体に攻め、2回はフックを被弾しながらも左ボディーを打ってから強烈なカウンターの右フックを叩き込んでダウンを奪い、即レフェリーストップとなった。

 鹿児島県鹿屋市出身。生まれた年に元プロボクサーの父・俊也さんが市内に開業したジム「Wild.b」で小5からボクシングを始めた。21年東京、24年パリ五輪代表の岡沢セオンと一緒に腕を磨き、鹿屋工では高校5冠、21、23年には世界選手権にも出場した。

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が所属する大橋ジム入りし、4月に6回戦デビューが可能菜B級プロテストに合格。アマとグローブの違いに「恐怖も少しあった」と明かしながらも、試合後は「グローブの厚みによる距離感が思ったよりもなくてイメージどおりだった」と振り返った。KOパンチは「狙っていたパンチではなかったが、得意で練習していた」ものと口にし、「井上尚弥さんが(バンタム級時代に)ロドリゲス選手を倒したコンビネーションで倒すことができた。奇麗に入って、良い形で決まったんじゃないか」と笑みを浮かべた。

 この日のリングシューズは井上からプレゼントされたもので、「井上さんを感じながら試合してました」という。試合前の控え室と試合直前のリング下では井上にグータッチで「頑張って」と激励され、「試合で勝ったことぐらいうれしかった」と初々しく話した。「ボクシングもそうだし、人としても尚弥さんみたいになりたい」と声を弾ませた。

スポーツニッポン

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