クワン「ぜひプレーしたい」「山形に家族がいる」NPBへ思い語る 前日は同僚ラミレスも日本行き熱望

2025年5月28日(水)11時0分 スポーツニッポン

 母方の祖父母が山形出身の日系3世として知られるガーディアンズのスティーブン・クワン外野手(27)が27日(日本時間28日)、本拠でのドジャース戦前に取材対応。日本でのプレーに言及した。

 前日はチームメートのホセ・ラミレスが冗談混じりながら“未来の日本行き”を熱望。「私は日本に行きたいんだ。今の契約が終わったら。(日本に)友人もたくさんいるしね」と上機嫌でNPB移籍をアピール。「本塁打たくさん打てるかな?お金ももらえるよね?」とおどけた。

 ラミレスが日本でプレーしたがっていると話を振ると、クワンは「彼はただ日本が好きなんだと思う。日本の食べ物、人々、そしてテレビで見た日本の試合の映像など、自分が見た経験が大好きなんだ」とラミレスの“日本愛”は本物とした。その上で「(プレー希望が)どれだけ本気なのかはわからない。彼はただ、そういうことを言って反応を得るのが好きなだけかもしれない」と冷静に語り「ただ、彼ならどこでプレーしても成功するだろうし、日本の人たちも彼のすべてを好きになるだろうと確信している」と仮に日本でプレーすることになってもラミレスならば人気が出るだろうとした。

 ラミレスの報道が日本で話題を呼んでいると知ると「そうなのか?(笑)」と目を丸くし「さっき言ったように、彼ならどこでもプレーできる。きっと気に入ると思うよ。彼がどれほど本気なのかは分からないが、彼は聡明だから、よいベースボールが行われていると理解しているのだろう。彼が日本の野球をどれほど尊敬しているかが伝わってくる」と続けた。

 クワン自身もいずれ、日本でプレーしたいかと質問が飛ぶと「ぜひプレーしたい」と即答。「山形に家族がいるし、昔のチームメイト、オスカル・ゴンザレスがちょうど仙台のチーム契約したのも知っている」と楽天がパドレスからFAとなったオスカー・ゴンザレスを獲得したことも把握済みとした。

 それだけに「だから、(日本行きが実現したら)本当に素晴らしいと思う。これから先、自分に何が待ち受けているのか、どうなるのかは分からない。ただ、本当に素晴らしいと思うし、ぜひプレーしたい」と日本でいずれプレーすることも夢の1つと語った。

 日本でプレーとなれば山形に住む祖母も喜ぶのではと尋ねると「ああ、そう思うよ」とニッコリ笑った。

 クワンは前日終了時点でリーグ5位の打率・314と好調をキープ。ただ、前日のドジャース戦は相手先発・山本由伸に3打数無安打2三振。スプリットにバットが空振する場面が目立った。前日の対戦を振り返り「おそらく今まで見た中で最高級のスプリッターだった。(打つのは)本当に、本当に、本当に難しかった。速球のように出てきて、消えていく。速球とカーブもうまく使い分けていた。スカウティングレポートでいくらでも語れるけど、実際に見ると全く違う。初めて彼を見れたのは本当にクールだった」と右腕の投球に脱帽しきりだった。

 また、2試合連続で先頭打者アーチを放った大谷翔平についても「彼からも何かを学んでいかなければいけない」と賛辞の言葉を並べた。

スポーツニッポン

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