佐野海舟が合同自主トレ前に森保監督と会談「覚悟を伝えました。周りにも矢印が向く」

2025年5月28日(水)14時9分 スポーツニッポン

 昨年7月に不同意性交容疑で逮捕されて後に不起訴処分となったMF佐野海舟(24=マインツ)が28日、千葉市内で行われた日本代表の合同自主トレ後に会見を開き、謝罪した。黒のスーツ姿で約30人の報道陣の前で深々と頭を下げ「自分の口から伝えないといけないと思った。昨年の自分の行動によってたくさんの方々にご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。自分にできることを日々考えながら、サッカー面はプレー、言動、行動で自分の出せるものを出し続けたい。プレー以外でも自分のできることを考えて社会に貢献し続けていきたいと考えています」と語った。

 昨年7月14日に不同意性交容疑で逮捕され、同29日に釈放。8月8日に不起訴処分となった後も日本代表では招集外が続いていた。留置所では「自分を見つめ続けて考えていた。サッカーやめるという考えもありました」と引退も考えたという。その上でこの日は「サッカーをやるチャンスがもらえた以上はしっかりやっていかないといけない」と決意を示した。

 事件後は能登半島地震への100万円の寄付やドイツの子供病院に対する寄付やサッカー教室など社会貢献活動も行ってきた。今季はリーグ全34試合に先発し、6位に躍進したチームを支えた。6月にW杯アジア最終予選2試合(5日オーストラリア戦、10日インドネシア戦)に臨む日本代表に選出され、約1年4カ月ぶりに代表復帰する。

 27日に生活拠点を置くドイツから帰国。この日の自主トレ前には森保一監督(56)と会談し「自分の覚悟を伝えました。自分のせいで周りの方にも矢印が向いてしまうこともあると思いますが、自分ができることを考え続けて、自分はひたすら自分に矢印をむけてやり続けたいなと思います」と語った。

スポーツニッポン

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