遠藤航、リバプール残留示唆も…現地で疑問視されるワケ「ほとんどない」
2025年5月29日(木)6時36分 FOOTBALL TRIBE

リバプール所属の日本代表MF遠藤航は、2025年夏の残留を示唆。浦和レッズ時代のチームメイトである日本代表OB槙野智章氏との対談で自身の去就について語ったが、現地では同選手のコメントが否定的に捉えられているようだ。
遠藤は先日、インターネット放送局『ABEMA』の特集番組で浦和・日本代表の先輩と対談。プレミアリーグ優勝を振り返るとともに、「ベンチから出た選手たちも結果を残していた」などと、リバプールの強さに言及。2024/25シーズンのプレミアリーグで後半途中出場が多かったことについては、「勝っている時に最後に自分が出て、しっかり勝点3をちゃんと持って帰る。それはある意味で、自分で勝ち取った役割だった」とコメントしている。
遠藤はリバプールとの契約を2027年6月30日まで残しているが、度々移籍の可能性が報じられている。しかし、本人は「リバプールでプレーできるチャンスがあるのに、それをわざわざ棒に振って、他のチームに移籍したいかって言われると、そうではない」「リバプールでのタイトル獲得にこだわることが、自分のキャリアが一番素晴らしいものになると信じている」などと、残留をほのめかした。
この遠藤の発言内容は、現地でも話題に。『Roto Wire』は「彼はリバプールでの2シーズン目、スタメン出場の機会がほとんどない」とした上で、「彼はリバプールに残留することをほのめかしたが、怪我人が続出しない限り、クローザーよりも大きな役割を担う可能性は低い」などと、懐疑的な見方を示している。
なお、海外メディア『ジ・アスレチック』が5月はじめに伝えたところによると、アルネ・スロット監督と遠藤は短期的な将来に向けて合意。2025/26シーズンもリバプールでプレーすることが既定路線だという。これまで何度も逆境を跳ね返してきただけに、序列アップにより、現地の否定的な意見を覆すことが期待される。