なでしこMF藤野あおば マンC1年目を振り返り「海外挑戦に踏み切って良かった」初優勝の古巣からも刺激
2025年5月29日(木)11時19分 スポーツニッポン
女子日本代表「なでしこジャパン」のMF藤野あおば(21)が28日、遠征先のブラジルからオンライン取材に応じた。
昨夏にイングランドの強豪マンチェスター・シティに完全移籍。世界最高峰の舞台で先発を外れる時期も経験した。「今までは監督や環境に恵まれ、試合に出られないという立場に回ることが少なかった。初めての挑戦で初めての気持ちを感じることができた。海外挑戦に踏み切って良かったと思う一年だった」。居残り練習で課題に取り組み、監督や周囲には積極的に意見を求めた。「自分の現在地を確認しながら、常に成長するために練習に取り組むことができていた」と試行錯誤を重ねた。
4月のコロンビア戦はケガで召集を見送られ、2月のシービリーブス杯以来となる代表活動。30日(日本時間31日)と6月2日(同3日)にブラジル代表と国際親善試合を戦う。「自分のチームで得たプラスの部分と、(代表)チームとして2回のキャンプで積み上げたものを組み合わせながら、しっかり勝負にこだわりたい」と意気込んだ。
昨季まで所属した古巣・日テレ東京VはWEリーグで初優勝した。「見られる試合はよく見ていた」という藤野は最終節もリアルタイムで視聴。歓喜の瞬間を見届けた。「一緒にプレーして優勝に向けて注力していたことを知っていたので、もの凄くうれしかった。自分も頑張らなきゃなと、活力を与えてもらった」と明かした。