大商大野球部が大学選手権を辞退 一連の不祥事を受けて

2025年5月29日（木）6時0分　スポーツニッポン

　関西六大学野球連盟の大商大は28日、全日本大学野球選手権（6月9日開幕、神宮ほか）の出場辞退を発表した。4月22日に冨山陽一前監督（60）が道路運送車両法違反の疑いで、今月21日にはプロ注目捕手の蜷川大（21）が不同意性交の疑いで逮捕された。相次ぐ不祥事を受け、同大学が26日に出場辞退を同連盟に申し入れて受理された。同連盟で春季リーグ2位だった京産大の代替出場はなく、大商大と1回戦で対戦予定だった城西国際大が不戦勝となる。

　18年には東海大北海道が未成年部員の飲酒で出場辞退した例がある。大商大は公式サイト上で「適切な倫理観・公共精神を備えた人間形成を達成すべく、全学を挙げて取り組んでまいります」とのコメントを掲載して謝罪した。選抜選手が連盟代表として出場する関西オールスター5リーグ対抗戦（6月20日から3日間）においても、大商大は選手の選出辞退を検討している。

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