【日本ダービー】武幸師 リラエンブレム“吉兆”枠順「大レースなので高揚感はあるけど...」
2025年5月30日(金)5時27分 スポーツニッポン
武幸師は騎手時代に7度ダービーに騎乗し、04年スズカマンボ5着が最高着順。調教師として初めて管理馬を送り出す。リラエンブレムは13年ダービーを制した父キズナと同じ1枠1番にゲートイン。「大レースなので高揚感はあるけどダービーのためだけに調教師をやっているわけではない。馬は(ダービー後も)競走生活があるし、いい状態に整えて無事、送り出したい」と当日を見据えた。
開業前に技術調教師として藤沢和雄元調教師の下で研さんを積んでいた17年、ダービーを制したレイデオロに携わった。「ダービーで人気になる馬の調教にまたがった時はさすがに気が入った。レイデオロが勝った時は藤沢先生もうれしそうで、いつもの雰囲気ではなかった」とダービーの重みを口にする。師と仰ぐ伯楽を見て学び、得た経験は馬づくりに生かされている。