U－24日本代表の谷晃生、同世代GKとの競争に意欲「高め合っていけたら」　OA枠との“融合”にも言及

　U−24日本代表に招集されたGK谷晃生（湘南ベルマーレ）がオンライン上で取材に対応した。

　現在、U−24日本代表には谷以外にも大迫敬介（サンフレッチェ広島）、沖悠哉（鹿島アントラーズ）、鈴木彩艶（浦和レッズ）と4人のGKが招集されている。同世代の選手と同じポジションを争う状況について、谷は「4人で競い合えているのは非常に楽しいですし、お互いに刺激し合いながら代表活動期間外（リーグ戦など）でも高め合っていけたらと思っています」と語った。

　3日に札幌ドームで開催予定だった『キリンチャレンジカップ 2021』日本代表vsジャマイカ代表戦は、ジャマイカ代表20選手のうち10選手が義務付けられた5月31日までの来日について、出発前検査の方法等が理由でフライトに間に合わず、試合開催が不可能に。そのため、代替試合として同日に日本代表vsU−24日本代表戦が開催されることになった。この異例の事態について、谷は「やりたいと思ってもできる試合じゃない。急遽決まったことですけど、楽しみつつ、勝負事なのでしっかり勝つためにやっていけたらと思います」と、A代表と世代別代表の夢の対決に向けて期待感を口にした。

　今回、U−24日本代表には、東京五輪も見据えてオーバーエイジ（OA）枠としてDF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航の3人が招集されている。谷は、GKとしてOA枠の3人と守備に関する意見交換をする機会も多いことが予想されるが、すでにコミュニケーションは取れているのだろうか。

「まだしっかり練習ができていないところもありますけど、これからの練習の中で連携の部分をすり合わせていく必要がある。自分のプレーや長所を伝えていければいいな、と。そういったところで、コミュニケーションの幅が広がっていくのかなと思いますね」

　経験豊富な3人について、「リーダーシップを持ってやってくれているところが勉強になる」と語った谷。OA枠と若手世代の“融合”が、チーム力を高めることになるのは間違いない。