ハミルトン、トークショー番組で「F1では精神的に苦しめられ、どん底も経験した」と明かす

2019年6月4日(火)7時0分 AUTOSPORT web

 5度のタイトル獲得経験者であるルイス・ハミルトンは、F1での成功への道筋は、精神的な苦痛なしで歩めるものではなかったと語っている。


 アメリカの人気トークショー番組司会者であるデビッド・レターマンのNetflix番組『My Next Guest Needs No Introduction』において、ハミルトンは、タイトル争いは大きな精神的ストレスと結びつくものだと話した。


 継続して成功していくためには、どれだけ上手く「ひどい落ち込み」と付き合っていけるかが重要になるとハミルトンは説明している。


 2019年2月、ハミルトンは今季開幕前の番組で、レターマンに対して「とても厳しい1年だ」と述べた。


「優勝したり成功したりして、精神的にとても上向いているときもある。けれどもその後に、ひどい落ち込みも味わうんだ」


「これまであまり話したことがなかったことだが、精神的な問題に苦しめられることも頻繁にある。不安定になるんだ。どん底のなかで、アスリートとして自分をまとめ上げていかなければならない」


「運が良ければどん底にいても強さを見つけ出せる。どのように落ち込むかではなくて、どうやって這い上がってくるかなんだ」


レターマンとの会話のなかで、ハミルトンは近いうちに引退する可能性がないことも明らかにしており、ドライビングと情熱が今も変わらないことを強調した。


「ミハエル(・シューマッハー)がリタイアしたとき、彼は38歳だった。僕は33歳だ。僕としては、あと5年は絶対に走れると思っている」とハミルトンは述べた。彼は2020年末までメルセデスと契約を結んでいる。


「バカバカしいほどに、勝とうという意思が強いんだ」


「情熱が僕の原動力だ。僕が戦う相手には、ときとしてその情熱が欠けていると感じることがある」


「僕はこういうチャンスを得た。今すぐに手放してしまうことも簡単だけど、向上や成長、攻めることをやめてしまったら時間の浪費をしているように感じるだろうね」


「基本的には楽しくないと感じるまでは、できる限り長く続けていくべきだと思っている」


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