スバルが2024年ニュル24時間でSP4Tクラス初優勝。勇退の辰己総監督「悔やむこと、思い残すことはない」

2024年6月5日(水)13時50分 AUTOSPORT web

 5月30日〜6月2日にドイツ・ニュルブルクリンクサーキットで開催された第52回ニュルブルクリンク24時間レースで、SP4Tクラスに参戦したスバル/STI(スバルテクニカインターナショナル)が初のクラス優勝を飾った。


 スバル/STIは、排気量2リッター以上2.6リッター未満のターボエンジン搭載車が争うSP4Tクラスに『WRX S4』をベースとする『SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024』で過酷なニュル24時間レースに挑んだ。


 カルロ・ヴァン・ダム/ティム・シュリック/佐々木孝太/久保凜太郎の4名がドライブするマシンは、SP4Tクラスのポールポジションからスタートを切ると、1周20km以上の過酷なニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)を走行しながら、序盤からノートラブルでリードを築いていく。


 スバルディーラーメカニック8人を含む整備チームの迅速かつ的確な対応によって完璧なレースを展開していたSUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024は、一時総合40位まで順位を上げることに成功する。


 だが、濃霧による視界不良のため、レースは長時間の赤旗中断に。その後も天候は好転することなくレースが再開されないまま、SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024はセーフティカー先導ラップでSP4Tクラス優勝のチェッカーフラッグを受けた。


 この結果、スバル/STIは昨年からの参戦となるSP4Tクラスでの初クラス優勝を挙げ、周回数44周の総合51位で2024年のニュルブルクリンク24時間レースを終えた。今回の挑戦をもっての勇退が決まっている辰己英治総監督は「クルマとしてはほとんど計画どおりに仕上がっていました」とコメント。


「ただ、予選はドライでクリアラップが取れずでしたが、雨のなかカルロ(ヴァン・ダム)が渾身のアタックで8分53秒台を記録してくれました。車重は重くハイパワーでもないこのクルマですが、GT4と肩を並べるくらい速いクルマになったなあと感慨深いです。STIの技術を使ったパーツが良い仕事をしてくれたのだと思います」


「今年は7時間半で終わってしまいましたが、耐久性にも自信があったので、できれば24時間を走らせてみたかったですね。とはいえ、悔やむこと、思い残すことはありません」


 ニュルブルクリンク24時間レースのクラス優勝により、水平対向2.4リッター直噴ターボエンジンエンジン、シンメトリカルAWDをはじめとする信頼性や耐久性、スバルグローバルプラットフォームなどパフォーマンスを実証したSUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024。


 スバルおよびは「モータースポーツにおいても確かなモノづくりによる『安心と愉しさ』を実現し、今後も世界中のお客様の信頼と期待に応えていきます」としている。

2024年ニュルブルクリンク24時間レースのSP4Tクラス初優勝を喜ぶ辰己英治総監督




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