年収100億円超のネイマールが給付金1万2800円を申請? ブラジルで横行する不正受給の被害か

2020年6月5日(金)15時49分 サッカーキング

まさかの被害に遭ったとみられるネイマール [写真]=Getty Images

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 新型コロナウイルス感染拡大が続くブラジル。政府は4月、労働者や零細事業主を対象に、月額600レアル(約1万2800円)の給付金を3カ月間にわたって支給する救済策を施行したが、申請者のリストの中にパリ・サンジェルマンでプレーするブラジル代表FWネイマールのフルネームである「ネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオール」の名前があり、騒然となっている。ブラジルメディア『UOL』が伝えている。

 報道によると、何者かがネイマールの個人データやCPF(納税者番号)を不正に取得し、それを利用して給付金を申請。受給日が確定するところまでこぎつけたという。しかし、当然ながら当局はこの申請を凍結し、現在は「調査中」の状況になっているそうだ。

 ネイマールは関係者を通じてこの件への関連を否定。関係者は取材に対して「ネイマールは給付金の申請をしたことがなく、誰がこのようなことをしたのかも分かっていない」とコメント。事件自体、メディアからの質問を受けて初めて知ったという。

 ブラジルの給付金政策は多くの問題を抱えており、これまで16万件もの詐欺疑惑が報告されているという。ネイマールの名前を使った今回のケースもその一端のようだ。ちなみに、ネイマールは5月下旬にアメリカの経済紙『Forbes』が発表したスポーツ選手長者番付で4位にランクインしており、同誌は年収を9550万ドル(約104億円)と算出している。

サッカーキング

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