若菜嘉晴氏 7回、勝負をかけて山川に代走を送ったソフトバンク・小久保監督 積極采配が逆転劇呼んだ

2024年6月12日(水)6時0分 スポーツニッポン

 ◇交流戦 ソフトバンク4−2ヤクルト(2024年6月11日 みずほペイペイD)

 【若菜嘉晴 視点】ソフトバンクは7回、相手捕手・松本直の経験の浅さにうまくつけこんだ。11日には中村が抹消され、内山、古賀も不在だ。はまればいいが、若い捕手は連打されると止まらなくなる。間を外す、球種を変えることができない。

 4連打で一気に同点としたが、小久保監督の思い切った采配も見逃せなかった。同点としてなお無死一、二塁、二塁走者の山川に代走を送った。勝負をかけた。柳町のバントは投手正面で、代走の緒方でなければ三塁はアウトだっただろう。

 1死二、三塁で中村晃が決めたが、あの場面はカウント3—1。ヤクルト側は歩かせるべきだった。相手に助けられた部分もある。2点リードされた6回無死、広瀬は「打て」のサインで遊ゴロ併殺打。2位とは8ゲーム差になったが、ここぞのワンチャンスを大切にする姿勢があれば、さらに差は広がるだろう。(スポニチ本紙評論家)

スポーツニッポン

「ソフトバンク」をもっと詳しく

「ソフトバンク」のニュース

「ソフトバンク」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ