“敏腕”モンチ氏がヴィラのSDに就任「非常に興奮している」…セビージャでは一部首脳陣との不和説も

2023年6月17日(土)11時48分 サッカーキング

アストン・ヴィラのSDに就任したモンチ氏 [写真]=Getty Images

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 アストン・ヴィラは16日、セビージャのスポーツディレクター(SD)を務めていたモンチ氏のSD就任をクラブ公式サイトで発表した。

 アストン・ヴィラのクラブ公式サイトは「モンチは組織のフットボール関連全般の責任を負い、ウナイ・エメリ監督と緊密に連携してクラブを率いることになる」と、敏腕SDとして名高いモンチ氏が同クラブで担う役割を説明。また、同サイトはナーセフ・サウィーリス会長の「私たちがピッチ内外で構築しているワールドクラスのチームにさらなる戦力を加えるだろう」という言葉も掲載している。

 現在54歳のモンチ氏は、スペイン・カディス県サン・フェルナンド出身。現役時代はGKとしてプレーし、1999年に現役を引退するまでセビージャ一筋でプレーした。31歳で現役を退いた後は、2000年にセビージャのSDへと就任。下部組織出身の有望株や安価で獲得した選手を高値で売却するスタイルでクラブ強化に貢献し、セビージャを強豪チームに押し上げた。モンチ氏の目利きによってセビージャへと入団し、後に高額な移籍金をクラブに残していった例は、元ブラジル代表DFダニエウ・アウヴェス、元クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチ、元コロンビア代表FWカルロス・バッカなどがある。

 ローマのSDを務めた後、2019年にはセビージャに復帰。再びSDとして辣腕を振るうことになった。2022−23シーズン、セビージャはヨーロッパリーグ(EL)を制覇。二度の監督交代の末につかんだ栄冠だった。一方、モンチ氏とクラブ首脳陣の一部には不和があったとされており、モンチ氏は特に監督人事に関して不満を抱えていた模様。ここ最近は、セビージャ退団路線が各メディアで報道されてきた。

 アストン・ヴィラのクラブ公式サイトは、モンチ氏のコメントも掲載。同氏は「U−9からトップチームに至るまで、卓越性を追求する素晴らしいプロジェクトを有しているアストン・ヴィラに参加でき、非常に興奮している」と語り、「サウィーリス会長らとビジョンを完全に共有している」と、首脳陣との相互理解が進んでいることを明かした。

サッカーキング

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