ベルトラン・バゲットがランボルギーニでスパ24時間参戦。カルダレッリ率いるFFFのキーン/濱口組に加わる
2021年6月23日(水)9時47分 AUTOSPORT web

オレンジ1・FFFレーシング・チームは、7月29日〜8月1日にベルギーのスパ・フランコルシャンで開催される『トタルエナジーズ・スパ24時間レース』のプロ/アマカテゴリーに出場する際の追加ドライバーとして、スーパーGT・GT500クラスで活躍するベルトラン・バゲットを起用すると発表した。
スーパーGTのGT500クラスで塚越広大とともにAstemo NSX-GTのステアリングを握り、2021年第2戦富士では優勝も飾っているバゲットは、ファナテックGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ/エンデュランス・カップ第3ラウンド兼インターコンチネンタルGTチャレンジ(IGTC)第1戦となるスパ24時間レースにおいて、フィル・キーン/濱口弘組の19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo陣営に加わる。
キーンと濱口はモンツァとポール・リカールでのエンデュランス・カップの開幕2ラウンドではふたりでレースを戦ったが、今季最長のレースとなるスパ24時間では2名のドライバーが加わることになっている。ブロンズにレーティングされる4人目のドライバーについては、まだ明らかになっていない。
ベルギー出身のバゲットはホンダ・チーム・モチュールのファクトリードライバーとして参戦した2019年のスパで、6位でフィニッシュしている。2020年まで、ホンダはIGTCにマニュファクチャラー登録していた。
バゲットは過去のスパ24時間において、フェラーリ、アストンマーティン、アウディ、ホンダのマシンをドライブしてきたが、ランボルギーニで出場したことはない。彼のランボルギーニでの最後のレースは、アテンプト・レーシング・ウラカンGT3でシルバーストンとポール・リカールのエンデュランス・カップに参戦した2017年にまで遡る。
「僕らのチームにベルトランを迎えることができて、本当に嬉しい」とFFFでドライバー兼チーム代表を務めるアンドレア・カルダレッリは述べている。
「彼は僕が日本で過ごした期間のライバルでもあり、彼のスキルをとても近くから観察することができた。以来、僕らは強固な友情を築き、そしていま、共に働く機会を得た」
「加えて、スパ・フランコルシャンはベルトランのホームトラックでもあり、彼はここでの24時間レースという特別なイベントを熟知している」
「彼はラインアップの中で重要な役割を果たし、19号車ランボルギーニのステアリングを握る弘とフィルをサポートしてくれるものと確信している」
バゲットは今週6月22〜23日の2日間の日程で行なわれているスパ24時間に向けた公式テストにおいて、FFFレーシングに加わっている。