【巨人】坂本勇人、登録抹消!チームの危機に奮起が期待される「選手の名前」

2023年6月24日(土)12時13分 ココカラネクスト

守備の評価も高い吉川(C)Getty Images

 巨人はリーグ戦再開の23日の広島戦に5−3と勝利。初回に坂本勇人の負傷交代というアクシデントがありながら、全員野球で乗り切った。

 開始1分の球場に衝撃が走った。この日「1番・遊撃」で先発出場した坂本は広島先発・九里亜蓮の変化球を捉えて内野安打を放ったが、走塁の際に右太腿裏を痛めてベンチに退いた。引き上げるときには顔をしかめ、ベンチの原監督始め首脳陣も思わず顔を曇らせた。

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 この緊急事態にナインも奮起した。初回は坂本がつないだ走者を生かし、岡本和真の犠飛で先制すると、2回には吉川尚輝の65日ぶりとなる今季2号ソロも飛び出し、2点リード。さらに追いつかれた直後の4回には交流戦MVPにも輝いた岡本和が今度は左翼スタンド上段へ飛び込む特大の18号ソロをマーク。主砲の責任感を示した。

 投手陣は故障明けで今季初登板となった先発左腕・井上温大は4回5安打2失点で降板。しかし、後を継いだ2番手・横川凱が奮闘。5回一死満塁のピンチに好打者、秋山翔吾を迎えるもここを投ゴロ併殺打に仕留めて、雄叫びを上げた。

 2人の若き左腕で7回途中まで試合を作り、8回にも2点を加え、9回は守護神・大勢が坂倉将吾に一発を浴びながら、逃げ切った。

 状態が心配される坂本は24日に出場登録を抹消され、代わって北村拓己内野手が登録となった。右太もも裏の箇所ということもあり、復帰まで時間がかかることも予想される。

 昨年まで8シーズン主将を務め、チームの精神的支柱ともされる坂本は最近ではリードオフマンとして存在感を発揮するなど、力を発揮していた。

 昨年2度の故障離脱した際にはいずれもチーム状況が悪化したとあって、今度こそ「坂本依存」のチームから脱却できるかも注目を集めそうだ。

 奮起を期待される選手の一人には、この日、65日ぶりにアーチをかけた副将、吉川の存在にもある。主将の岡本和はキング独走の18号と絶好調なだけに、吉川も続きたいところ。夏場に体力が落ちて、打撃が下降気味になることが課題とされるが、ここを乗り越えられるか。原監督も試合後、吉川のホームランに関して「ああいうバッティングを3試合に1回ぐらいやってくれれば非常に大きいですね」と継続した活躍を求めた。この日は守備でも2回無死一塁から堂林翔太の小飛球をあえてワンバウンドで捕球し、併殺を完成させる「頭脳プレー」も光った。

 これで首位阪神とのゲーム差は4・5。主力にアクシデントがありながら、リーグ戦再開を白星スタートで飾ったことは大きい。持てる力を結集して、引き続き戦っていく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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