キャリーCEO、F1全体の多様性と一体性の向上を目的とした新しい財団に約1億円を寄付

2020年6月26日(金)19時10分 AUTOSPORT web

 F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは、F1全体の多様性と一体性の向上を目的とした新しい財団に資金提供をするために、自ら100万ドル(約1億700万円)を寄付した。


 新しい財団は今週初めに始まったF1の『#WeRaceAsOne』というタスクフォースと連携している。これは去年の11月に発表されたF1の野心的なサステナビリティ計画に続くものだ。


 木曜日、F1は「タスクフォースは今後数カ月間に渡って確立されていくだろう。そしてドライバーやチームだけでなく、外部の多様性および一体性の専門家からの意見を取り入れていく」と声明を発表した。


「タスクフォースはF1の科学、技術、工学、数学に関連するキャリアを含む、F1において過少評価されているグループの雇用と教育の機会を具体的に明らかにすることに焦点をあて、問題解決に必要な対応を確認する」


「タスクフォースとともに、我々はまず独占的にではないものの、主に過少評価されているグループがF1でのインターンシップや見習い期間を持てるようにする資金調達のための基盤を作るために動き始めた。彼らが能力を十分に発揮する機会を持ち、このスポーツにおいて前途有望なキャリアの手がかりを掴めるようにする」


 キャリーが投資を行った財団はまだ公式に名前は決まっていないが、彼は一体性と多様性を持つことを重視していると主張した。


「我々はF1がより一体性と多様性を持つ必要があることを十分に認識している」


「その一方で我々はF1の地位を向上させるために昨年戦略を立てたが、より多くのことをしたいし、する必要がある」


「そのために我々はタスクフォースを立ち上げた。F1の多様性を高めるために適切な取り組みが確実に行われるようにするためだ」


「我々は性別、民族、性的指向、身体能力にかかわらず、すべての人々にF1で仕事をする最高の機会を与えたいと思っている」


「そのため我々はF1全体の主要な教育や雇用機会を支援をする基盤を作るために、最初の一歩を踏み出した。これにより、過少評価された才能の持ち主に、この素晴らしいスポーツで活躍し、キャリアを築くチャンスを与えることができるだろう」


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