球宴で最速記録更新なるか⁉佐々木朗希のオールスター登板に注目が集まる理由

2023年6月30日(金)17時20分 ココカラネクスト

佐々木朗はオールスターで自己最速を更新するのか注目だ(C)Getty Images

 ロッテの佐々木朗希が「マイナビオールスターゲーム2023」のファン投票でパ・リーグの先発投手部門1位となり、2年連続2回目の球宴出場を決めた。バンテリンドームナゴヤで7月19日に開催される第1戦での先発が見込まれる。

 近年の先発投手は2イニングを投げるのが通例になっており、レギュラーシーズンとは違って全力で投げることもできる。そのため日本プロ野球での球速新記録を樹立するかが今年も注目される。

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 レギュラーシーズンでの最速は2021年8月13日に当時巨人のビエイラが中日戦(東京ドーム)で記録した166キロ。ちなみにその年の球宴第1戦(7月16日・メットライフドーム)でも球宴史上最速の163キロを計測した。

 佐々木朗はWBCの壮行試合として3月4日にバンテリンドームナゴヤで行われた中日戦で自己最速を1キロ更新する165キロをマーク。4月28日のオリックス戦(京セラドーム大阪)でも公式戦自己最速の165キロを刻んだ。前回登板した6月27日のオリックス戦(同)でも164キロを楽々と計測しており、球宴最速記録の更新は確実視されている。

「去年はストレートを投げすぎたので。今年はちょっと、しっかり抑えにいこうかなと思っています」とコメント。今年もスピードが注目されていることに対しては「球速に関してはいつも狙って投げているわけではないので、いいコンディションで迎えて、いつも通りに投げられたらいいかなと思っています」と自然体を強調した。

 初選出された昨年の球宴は坊ちゃんスタジアム(松山)でで行われた第2戦に先発し、1回1失点。右手中指のまめがつぶれて戦線離脱し、その試合が約3週間ぶりの実戦復帰マウンドとなったが、23球を投げ、日本人球宴最速タイの162キロをマーク。2014年に記録した当時日本ハムの大谷翔平(現エンゼルス)に並んだ。

 今季もまめの影響で5月に3週間以上も登板間隔を空けたことはあったが、今のところ問題はなく、防御率、奪三振でリーグトップをマーク。万全の状態で球宴を迎えることができそうだ。

 他球団は高速フォークにも注目しているという。球界関係者は「前回のオリックス戦ではワンバウンドながら151キロのフォークも投げた。全力投球で投げられるオールスターではストレートだけでなく、フォークの球速もスコアラーの間では関心事になっている」とした。

 プロ野球の打者も160キロ以上のストレートを打てたとしても、高速フォークの対応は難しいとされる。令和の怪物がオールスターゲームで投げる全てのスピードボールを見逃せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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