FIA F2第6戦オーストリア レース1:牧野が今季最高位の7位を獲得。福住は9位フィニッシュ

2018年7月1日(日)1時21分 AUTOSPORT web

 6月30日(土)、オーストリアのレッドブルリンクでFIA F2第6戦のレース1が開催され、ジョージ・ラッセル(ART)が優勝。日本の福住仁嶺(アーデン)は9位、牧野任祐(ロシアンタイム)は7位だった。


 ラッセルは前戦フランスに続き2戦連続のポールポジションを獲得、ランド・ノリス(カーリン)が2番グリッドがらスタート。牧野は10番手、福住は17番手スタートとなる。


 フィーチャーレースとして行われるレース1の周回数は40周。ソフトとスーパーソフトの2種類のタイヤを使用する義務がある。


 また、新車が投入された今シーズン、クラッチトラブルが多発しているため、このレースからローリングスタート方式が採用された。


 レースは大きな混乱なくスタート。ラッセルがオープニングラップを制する。牧野と福住は順位をキープし1周目を終える。


 牧野は3周目、ターン3でルカ・ギオット(カンポス)に交わされ11番手にポジションを落とす。


 レース序盤で気を吐いたのはルイス・デルトラズ(チャロウズ)。7番手からスタートし、4周目までに2台をパスし5番手に浮上すると、4番手を行くジャック・エイトケン(ART)にも食い下がっていく。


 6周目、ラルフ・ボシュング(MPモータースポーツ)がトラブルでマシンを停めてしまう。その影響でセーフティカー(SC)が導入された。


 SCランの間にトップのラッセル、2番手ノリスほか多くのドライバーがピットインしタイヤを交換する。牧野もタイヤ交換を済ませ11番手でコースに復帰した。


 ピットに入らなかったアルジュン・マイニ(トライデント)がトップ、2番手にショーン・ゲラエル(プレマ)、3番手がアルテム・マルケロフ(ロシアンタイム)というオーダーで9周目にレースが再開された。


 10周目、牧野は2コーナーでロベルト・メリ(MPモータースポーツ)に交わされ、12番手にポジションを落としてしまう。


 12周目には2番手争いが過熱。マルケロフがゲラエルに仕掛けるもオーバーテイクは不発。続く14周目にマルケロフがようやくポジションアップを果たした。


 ラッセルは16周目、ピットインしていないゲラエルをパスし3番手に浮上する。


 20周目の1コーナー、エイトケンとデルトラズがオーバーランを喫する。その直後、エイトケンのマシンにトラブルが発生しコース脇にストップ。このレース2回目のSCが導入された。


 23周目にレース再開。25周目のターン4、2番手のマルケロフはマイニをパスしトップに立つ。


 レース終盤、ペースの上がらないマキシミリアン・ギュンター(アーデン)は、30周目にメリに交わされると、32周目にはノリスにも先行を許してしまう。そして34周目には、セルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)にも交わされ6番手に後退する。


 一方のメリは、32周目のターン1でゲラエルをパスし4番手に浮上する。他車のピットインの関係もあり、一時2番手を走行。ノリスとバトルを繰り広げながらも最後は失速し、4位でレースを終えている。


 34周目、牧野はギュンターを交わし6番手に浮上する。しかし39周目、ターン3でアレキサンダー・アルボン(ダムス)に交わされ7番手に後退してしまう。


 一方の福住は、ターン3で3ワイドのバトルを制して2台をパス。レース2でポールポジションとなる8番手に浮上してみせる。


 最終周、12番手を走行していたマルケロフが1コーナーで3台をごぼう抜き、9番手に浮上する。そして、最終コーナーで8番手福住を捉え一気にパス。8位でレースを終え、レース2のポールポジションを獲得してみせた。


 ラッセルは落ち着いた走りを披露しポール・トゥ・ウインを飾った。2位にノリス、3位にはアントニオ・フォコ(チャロウズ)が入った。


 牧野は今季最上位の7位フィニッシュ、レース2の2番グリッドを獲得した。福住は9位フィニッシュ。惜しくもレース2ポールポジション獲得はならなかった。


 FIA F2第6戦オーストリアのレース2は、日本時間7月1日18時からスタートする。

福住仁嶺(アーデン)


■FIA F2第6戦オーストリア レース1 順位結果























































































































































PosNoDriverTeamTime/Gap
18G.ラッセルART56’16.865
219L.ノリスカーリン5.131
321A.フォコチャロウズ9.633
49R.メリMPモータースポーツ11.796
55A.アルボンダムス14.643
618S.セッテ・カマラカーリン16.900
72牧野任祐ロシアンタイム18.834
81A.マルケロフロシアンタイム24.690
912福住仁嶺アーデン25.528
1017S.フェルッチトライデント26.585
116N.ラティフィダムス27.406
1211M.ギュンターアーデン29.153
1314L.ギオットカンポス29.485
143S.ゲラエルプレマ・レーシング37.135
1516A.マイニトライデント39.355
NC20L.デルトラズチャロウズDNF
NC7J.エイトケンARTDNF
NC4N.デ・フリースプレマ・レーシングDNF
NC10R.ボシュングMPモータースポーツDNF
NC15R.ニッサニーカンポスDNF


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