2022年導入の次世代F1マシンが初披露。バトル活性化が期待される革新的デザイン
2021年7月15日(木)23時18分 AUTOSPORT web

F1は、第10戦イギリスGPを前にした7月15日、2022年に導入される新世代F1マシンの実寸大モデルを初披露した。
F1はチーム間のパフォーマンス差を縮めて競争を激化させ、コース上のバトルも活性化するという目標のもとに、マシンデザインを大きく見直すことを決めた。新世代F1マシンは当初は2021年に導入される予定だったが、2020年のパンデミックの影響で1年延期され、2022年に切り替えが行われることになった。現在各チームはリソースの多くを来季型の開発に費やし、シーズンを最善の形でスタートすることを目指している。
以前新世代マシンのコンセプトを説明する際に、F1は「より積極的にレースをすることが可能になるマシン」「チーム間のパフォーマンス差を縮め、競争を激しくする」「インパクトのあるルックスのマシン」「経済的に活動継続可能な選手権」の4点を挙げていた。
前を走行するマシンのダーティエアのなかでもより良いパフォーマンスを発揮できるマシンを作ろうとして、F1は空力特性を見直し、グラウンドエフェクトのコンセプトを利用することを決めた。また、タイヤは従来の13インチに代わり、18インチタイヤが導入される。
これまで次世代F1マシンのレンダリング画像や風洞モデル等は公開されてきたが、シルバーストンでのイベントにおいて、F1は初めて実物大ショーカーを披露した。