マイアミ市、F1GP開催決定のための投票を実施。オプション付きで開催期間は最長2038年まで

2018年7月19日(木)16時19分 AUTOSPORT web

 マイアミ市当局は、20年にわたり市街地でF1グランプリを開催することになる計画案について、採決を行なう予定だ。


 7月26日の市委員会の会合で、市政代行官とF1の商業権保有者であるリバティ・メディアとの間で取り決められた契約案についての投票が実施される。


 委員は5名おり、計画を進めるには4名の賛成票が必要だ。マイアミ市長のフランシス・スアレスはF1開催の熱心な支持者だが、投票を行なう委員には含まれない。


 会合に先立って出された法的通知によると、契約は最初の10年間についてのものだという。開催期間は2019年10月に始まり2028年の10月で完了し、実際には11レースが開催されることになる。


 また契約では、2018年10月にベイフロント・パークでファンフェスティバルを開催することが規定されている。


 通知によると、最初の10年の開催期間をさらに10年延長し、期間を2038年までとするオプションも存在するということだ。


 この延長オプションを行使する権利を誰が有するのかはまだ明確になっておらず、同様に契約を早期に終了させるための“解約条項”を誰が発動させるのかということも明らかになっていない。


 シルバーストンは最近、2019年のレースを最後にイギリスGP開催契約を終了させる“解約条項”を行使した。


 レースのレイアウト案では、ビスケイン大通りにスタートラインが設置されている。その後には、海を渡ってダッジ島に至る長い道路橋を含む、ポート大通り沿いの高速ストレートが控えている。


 タイトなヘアピンカーブの後、ドライバーはマイアミ・マリーナ・ベイショア・ドライブを戻り、アメリカン・エアライン・アリーナをまわり、ビスケイン大通りを南下して、フィニッシュラインに至る。


 F1は来年のレース開催を楽観視している。実現すればバーニー・エクレストンの退任以来、F1のスケジュール上でリバティが取りまとめた初の新規レースとなるが、契約はまだ締結されたわけではない。


 マイアミGPの開催計画には、マイアミの住民や地元企業から反対の声も上がっており、反対派は次週の会合で異議を申し立てるさらなる機会を与えられる。法廷通知書には会合についての案内が以下のように記載されている。


「マイアミ市委員会には、会合にすべての関係者または関係者の代理人が参加し、市委員会の計画についていかなる意見も傾聴されることを要請する」


 また通知書によるとこの会合では「市政代行官に対し、マイアミ市、ベイフロントパーク・マネジメント・トラスト、南部フロリダ・レーシングLLC.、フォーミュラワン・ワールドチャンピオンシップ・リミテッドとの間の開催契約を締結する権限を与える」ための決議も行なわれるという。


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