「幼き日に夢見たシャツを着ている」 ロマニョーリ、“最愛のクラブ”で迎える今季に意気込む

2022年7月19日(火)14時33分 サッカーキング

ラツィオへの熱い思いを口にしたDFロマニョーリ [写真]=Getty Images

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 今夏の移籍市場でラツィオに加入したイタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリが、胸中を明かした。18日、クラブ公式サイトが伝えている。

 現在27歳のロマニョーリはローマの下部組織出身で、2012年にトップチームデビュー。その後、サンプドリアへの期限付き移籍を挟み、2015年夏にミランへと移籍した。在籍7シーズンでクラブ公式戦通算247試合に出場し10ゴール3アシストを記録。2018−19シーズンからは主将としてチームを牽引し、2021−22シーズンは11年ぶりとなるセリエA優勝に貢献した。

 かねてから“ラツィアーレ(ラツィオのファンの愛称)”であることを公言していたロマニョーリ。プロデビューから10年、ついに最愛のクラブへと加入することとなった同選手は「子供の頃からの夢。セリエAでプレーしたいのではなく、ラツィオでプレーしたかった。初めてスタジアムに行ったのは、覚えていないくらい幼い頃で、スクデットの年(1999−2000シーズン)だったか、もっと前だったかもしれない。父に連れられて、よく(スタディオ・)オリンピコに足を運んでいた」と懐古。続けて「2000年5月14日だ。僕はチケットが完売していたから、行けなかったけど、ラツィオのファンにとって最高の日。その優勝の仕方が、すべてをより美しくしてくれた。その場にいなかったのが悔やまれるよ!」と胸中を明かした。

 またロマニョーリは「鷲のエンブレムを胸に、初めてオリンピコに入場するのは、きっと素晴らしい体験になる。ラツィオの大ファンである父や、仲の良かった祖母と一緒にスタジアムで試合を観戦した子供の頃…。それが今、あの幼き日に夢見たシャツを着ているんだ」と“ビアンコセレスティ(白と水)”のシャツを纏う喜びを噛みしめた。

 かつてラツィオとミランの両方でスクデット戴冠を成し遂げ、2006年に行われたFIFAワールドカップドイツ大会でもイタリア代表として、世界王者の称号を手に入れたアレッサンドロ・ネスタ氏。イタリア史上最高のDFとの呼び声が高い同氏を崇拝するロマニョーリは「僕は長年、『13』という数字を背負い続けてきた。いつも言っているけど、歴代最強のディフェンダーはネスタであり、彼のような選手は二度と現れないだろう」と断言。さらに「ラツィオとミランで彼が体現したことは、並外れているし、再現不可能なものだ。ネスタが袖を通したシャツと背番号を身につけることは、何ものにも代え難い。ミランの時と同じように、ここでも着ることができてとても光栄だよ。重大な責任を背負っているし、精一杯取り組む」と意気込みを示している。

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