C・ロナウド加入噂も…アトレティコ主将コケ「今いる選手で前進していく」

　アトレティコ・マドリード所属のスペイン代表MFコケが、新シーズンの戦いや加入が噂されているポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド（マンチェスター・U）について言及した。27日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

　2021−22シーズン、ラ・リーガ連覇を目指して戦ったアトレティコ・マドリード。しかし、チームは下位相手に勝ち点を取りこぼすなど不安定なパフォーマンスに終始し、勝ち点「71」の3位という成績に終わった。

　公式戦43試合に出場し、チームを牽引したキャプテンのコケは21−22シーズンについて、「簡単なシーズンではなかった。色々なことを改善しなければならない。何よりもチームとして一貫性を保つことが重要だ。シーズン終盤は良かったが、残りの半分はそうではなかった」と反省を口にした。新シーズンに向けては次のように語り、タイトル獲得を目指すことを明言した。

「昨シーズンは簡単ではなかったから、今度は良いシーズンにしたいと思っているし、プレーを楽しみたいよ。昨シーズンの終盤に見せた調子を維持し、持てる力をすべて発揮すれば、良いシーズンになるかもしれないね。まずはヘタフェとの初戦に向けて良い準備をしなければならない。もちろんタイトル獲得を目指している。そのために素晴らしい陣容が揃っているんだ」

　マンチェスター・U退団希望を明言しているC・ロナウドの加入が一部で噂されているアトレティコ・マドリード。コケは新戦力の獲得について、「すでにチームには素晴らしい選手と多くのバリエーションがある。競争力のある素晴らしいチームだと思うよ。新戦力を獲得するかどうかはクラブが決めることだ」とコメントしつつ、C・ロナウドについては次のように言及した。

「色々な噂があるが、僕たちは耳を傾けない。このチームにはアルゼンチン、スペイン、ポルトガル、ブラジル、フランスのストライカーがすでにいる。素晴らしい選手が揃っていて、チームメイトはみんな信頼し合っている。世間の声ではなく、自分たちが持っているもの、自分たちという集団に集中する。そして、今いる選手で前進していくよ」