トヨタがホーム戦『ラリー・フィンランド』に5台エントリー。最高峰は10台の争いに/WRC

2024年7月29日(月)8時8分 AUTOSPORT web

 8月1日(木)から4日(日)にかけて、北欧フィンランドにて2024年WRC世界ラリー選手権の第9戦『ラリー・フィンランド』が開催される。第8戦ラトビアから2週間を経て迎える第9戦を前に、エントリーリストが発表されている。


 第7戦ポーランド、第8戦ラトビアと続いた高速グラベル(未舗装路)3連戦を締める『ラリー・フィンランド』。1973年のWRC初年度からシーズンに組み込まれるなど歴史を重ねてきたこのイベントは、北欧最大のラリーのひとつとして大きな注目を集める大会だ。


 同国に拠点を据えるTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)は、今大会に今季最多となる5台のトヨタGRヤリス・ラリー1をエントリーさせた。

2024年WRC第9戦ラリー・フィンランドに新リバリーで出走する69号車(左/カッレ・ロバンペラ車)と17号車(右/セバスチャン・オジエ車)


 ドライバーについては、レギュラークルーの勝田貴元とエルフィン・エバンスに加え、今季はパートタイム参戦となっているカッレ・ロバンペラとセバスチャン・オジエも出走。最大3台までとされるマニュファクチャラー登録は、エバンス、オジエ、ロバンペラの駆る3台だ。


 さらに、2024年シーズンはWRC2クラスにトヨタGRヤリス・ラリー2で参戦している期待の若手サミ・パヤリ(プリントスポーツ・レーシング)も、今回は5台目のトヨタGRヤリス・ラリー1に乗り込んで最高峰クラスにスポット参戦する。


 一方、現在マニュファクチャラー選手権を1ポイントリードしているヒョンデ・シェル・モービスWRTは、引き続き3台のヒョンデi20 Nラリー1をエントリー。レギュラーのティエリー・ヌービルとオット・タナクに、今季4度目の出走となるエサペッカ・ラッピを加えた3人にマシンを託す。


 そして、今大会より2台体制に戻るMスポーツ・フォードWRTは、アドリアン・フルモーとグレゴワール・ミュンスターとともに、2台のフォード・プーマ・ラリー1でライバルに挑む。最高峰クラスに参戦している3チームの、第9戦フィンランドのエントリーリストは以下の通りだ。

2024年WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニア WRC2クラスの優勝を飾ったサミ・パヤリ/エンニ・マルコネン組(トヨタGRヤリス・ラリー2)
2024年WRC第8戦ラリー・ラトビア 3位表彰台を獲得したオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)
2024年WRC第7戦ラリー・ポーランド 3位表彰台を獲得したアドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1)


■2024WRC第9戦ラリー・フィンランド エントリーリスト(7月4日付)

















































































No.TeamCarDriver&Co-DriverEligibility
11ヒョンデ・シェル・モービスWRTヒョンデi20 Nラリー1ティエリー・ヌービル
マルティン・ウィダグ
M
33トヨタ・ガズー・レーシングWRTトヨタGRヤリス・ラリー1エルフィン・エバンス
スコット・マーティン
M
8ヒョンデ・シェル・モービスWRTヒョンデi20 Nラリー1オット・タナク
マルティン・ヤルヴェオヤ
M
17トヨタ・ガズー・レーシングWRTトヨタGRヤリス・ラリー1セバスチャン・オジエ
ヴァンサン・ランデ
M
16Mスポーツ・フォードWRTフォード・プーマ・ラリー1アドリアン・フルモー
アレクサンドル・コリア
M
69トヨタ・ガズー・レーシングWRTトヨタGRヤリス・ラリー1カッレ・ロバンペラ
ヨンネ・ハルットゥネン
M
18トヨタ・ガズー・レーシングWRTトヨタGRヤリス・ラリー1勝田貴元
アーロン・ジョンストン
4ヒョンデ・シェル・モービスWRTヒョンデi20 Nラリー1エサペッカ・ラッピ
ヤンネ・フェルム
M
13Mスポーツ・フォードWRTフォード・プーマ・ラリー1グレゴワール・ミュンスター
ルイス・ルッカ
M
5トヨタ・ガズー・レーシングWRTトヨタGRヤリス・ラリー1サミ・パヤリ
エンニ・マルコネン


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