最下位日本ハムにもCS進出のチャンスが!? 元ロッテの里崎智也氏がパの優勝ラインを85勝と予想 注目される「勝負の分かれ目」とは

2023年7月30日(日)11時0分 ココカラネクスト

新庄監督率いる日本ハムにもまだCS進出の可能性はあるとした(C)CoCoKARAnext

 
 元ロッテ捕手の里崎智也氏が28日、動画配信サイト、ABEMAの野球情報番組「バズ!パ・リーグ」に出演。パ・リーグの優勝ラインを85勝と予想した。

 「今のAクラスのオリックス、ロッテ、ソフトバンクが優勝するにはどれだけ(勝利が)必要なのか」とした上で「85勝くらいになるのでは。そこが一つの目安」と里崎流の計算式で今後の行方を占った。

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 27日の時点でオリックスが51勝34敗2分けの貯金17と独走気配で、「オリックスは残り56試合で、34勝しなければいけない。7月、8月を19勝11敗で乗り切れれば、たぶん優勝ラインに」と分析した。さらに「1週間に3回負けても何とかなる。オリックスは残り22敗できる。7、8月で11敗、9月に11敗で考えると19勝11敗で乗り切りたい」と有利な展開になっていることを指摘した。

 上位3チームが突き抜けており、Bクラスの楽天、西武、日本ハムはいずれも借金生活を過ごしているが、下位3球団を交えたクライマックスシリーズ(CS)進出については「CSラインは(勝率)5割が一つの目標」とした。3位のソフトバンクと4位の楽天とは4ゲーム差。十分に形勢を逆転できる。

 最下位の日本ハムについても26日の楽天戦に勝利して連敗を「13」でストップ。CSへ向けては「(27日の時点で)7、8月に20勝9敗にする。(8月終了時に)57勝に乗せられれば、(勝ち負けの数を)タイに持ち込むこともできる。夏休みを乗り切れれば、まだクライマックスのチャンスがある」と指摘した。

 1週間に3連戦カードが2つ続いた場合は、2敗しても貯金につながる可能性がある。「何勝かよりも何回、負けていいかで見ておくといい」と目先を変えるだけでペナントレース争い、CS進出争いを楽しむことができると熱弁した。

 里崎氏は2010年にロッテが「史上最大の下克上」を成し遂げた時の正捕手。リーグ3位からCSを勝ち上がると、中日との日本シリーズも4勝2敗1分けで制し、リーグ優勝を果たすことなく、球団として4度目の日本一に輝いた。CSに進むことさえできれば、頂点に立てることを自ら体現した。

 今季は混沌(こんとん)としている。ソフトバンクも7月は南海時代の1969年以来となる54年ぶりの12連敗を喫する屈辱を味わい、ロッテも勝ち頭で初の投手タイトルの期待もかかっていた佐々木朗希投手がまさかの左脇腹肉離れで戦列を離脱。今後も誤算が生ずれば、順位の大幅な変動も十分に考えられる。8月決戦の行方が各チームの命運を左右する。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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