FIFA eW杯2018 サウジアラビア代表選手が優勝、賞金約2800万円を獲得

8月5日(日)22時26分 サッカーキング

FIFA eWorld Cup Grand Final 2018はサウジアラビア代表の18歳MSドサリ選手が優勝を飾った

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 8月2日から4日にかけての3日間、英国・ロンドン(O2アリーナ)にて「FIFA eWorld Cup Grand Final 2018」が開催され、サウジアラビア代表の18歳MSドサリ選手が優勝を飾った。

 同大会には世界中で行われる数々の予選を突破した19カ国、32人の選手が集結。選手たちが16人ずつ「Xbox One」と「Play Station 4(以下、PS4)」の2つのグループに別れ、それぞれの勝者を決定し、決勝戦ではその勝者同士がXbox OneとPS4をホーム・アンド・アウェイ方式で1試合ずつ、合計2試合で対戦をする方式がとられた。優勝したMSドサリ選手は、Xbox Oneグループを勝ち上がり、決勝戦へ進出。PS4のグループから勝ち上がったベルギー代表のステファノ・ピナ選手を4-0で破った。

 MSドサリ選手は、優勝賞金25万ドル(約2800万円)を獲得し、さらには9月24日に行われるFIFA年間表彰式である「THE BEST FIFA FOOTBALL AWARDS 2018」にも招待され、2018年ロシアW杯で活躍した選手など、世界のサッカーの有名選手たちと肩を並べ表彰されることになった。尚 、優勝賞金は昨年の20万ドルから、25%増額され、過去最大の賞金額となっている。

 唯一、日本から出場したナスリ選手(神奈川県出身、18歳/同大会では「Web選手」名で登録)は、PS4部門のグループC組を1勝1分5敗の勝点4の結果に終わり、グループステージで敗退となった。同大会の出場権を獲得した6月のアムステルダムで開催された「EA SPORTS FIFA 18 Global Series Playoffs」ではベスト4の好成績を残し、同大会での結果も期待されたが、コンディション不良や慣れない環境も災いし、1勝を上げるに留まることとなった。

 ゲームの制約条件からも、欧州に強豪選手が集まる傾向があり、そのような環境下でさらなるレベルアップを望むナスリ選手は欧州のクラブチームへの移籍も視野にいれている。実際に、今回の大会でもリアルなサッカーのビッグクラブでもあるマンチェスター・シティや、フェイエノールトに所属し、様々なサポートを受けている選手が多く存在したほか、国境を超えて選手のサポートを行うマネジメント会社の存在も注目された。(優勝したサウジアラビアのMSドサリ選手はアメリカのマネジメント会社に所属、ナスリ選手をグループリーグ最終戦で6-1で破ったアルゼンチン代表のニコラス選手はドイツの会社に所属している。また、ナスリ選手は大会直前に、日本のスポーツITソリューション社とのマネジメント契約を発表している)

 大会関係者は「この大会は、リアルワールドとバーチャルワールドが融合、同居した非常にユニークなものとなっている」と評したが、ゲーム大会に留まらず、FIFA(国際サッカー連盟)が主催し、その名前を冠した意味において、「実際のサッカーの世界とのリンク」が強く表現された大会となっているのが印象的だ。しかしながら、今までのサッカーのフォーマットやレギュレーションでは対応できないことも多々あり、大会運営は混沌とした部分が多いのが実情だ。今後、世界のeSportsの潮流や世論など、非常に多くのパラメータが影響しあい、試行錯誤を繰り返しながら新しい大会像が創られていくだろう。

 今回の大会には、日本から、今年5月に初開催された「明治安田生命 e J.LEAGUE」の大会関係者も多く視察に訪れており、日本の関係者もこの世界のトレンドを掴んでいきたいと考えている。また、会場には、子連れの観客が多く観戦に訪れており、ゲームがリアルサッカーファンの間口を広げていることに寄与していることが垣間見えた。同関係者によると、「世界的にもサッカーゲームは、リアルサッカーにより多くの関心を持ってもらうためにも役立っている」と語っていた。サッカーファンの高齢化はJリーグのみならず世界的なイシューとなっており、サッカー界がeSportsにおけるサッカーゲームに注目しているのもうなずける。

 また、FIFAの流れと並行して、今月下旬にはインドネシアにて第18回アジア競技大会が開催され、eSportsが初めてデモンストレーション競技として加わることになり、サッカーゲームとしては「ウイニングイレブン 2018」の採用が決まっている。

記事提供=VAMOLA eFootball News

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