IMSA:2019年カレンダー発表。全12戦変わらずも、GTDに“スプリントカップ”新設
2018年8月7日(火)17時59分 AUTOSPORT web
ウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップを運営するIMSAは8月3日、ロード・アメリカでカンファレンスを開き、代表のスコット・アサートンが2019年シーズンのレーススケジュールを発表した。
今シーズンと同様に全12戦で争われる2019年シーズンは、例年どおりデイトナで行なわれる公式テスト、“ロア・ビフォア・ロレックス24”が年明け早々に予定され、1月末のデイトナ24時間で新シーズンの開幕を迎える。
WEC世界耐久選手権との併催イベントとなる第2戦セブリング12時間以降のスケジュールについても開催時期、開催サーキット、レースフォーマットの面でほぼ2018年シーズンと変わらず。バージニアとラグナ・セカの日程が今季より1週間後ろずらされるのみの変更に留まっている。
一方、各ラウンドの参加クラスについては、これまで最高峰のプロトタイプクラスに含まれていたLMP2が新たなクラスとして新設されたことで、ロングビーチ、デトロイト、ライムロック・パーク、バージニアを除く8ラウンドで4クラスの混走が見られることになった。
この中にはデイトナ、セブリング、ワトキンス・グレン、プチ・ル・マンからなる耐久レースカップ、『ミシュラン・エンデュランスカップ』の4戦も含まれている。
また、IMSAは2019年よりGTDクラスのエントリーを増やす取り組みとして“スプリトカップ”をシリーズ内に設けることを発表。第4戦ミド・オハイオから第11戦ラグナ・セカの中で第6戦ワトキンス・グレンを除く合計7ラウンドが対象レースとなる。
なお、第5戦としてカレンダーに記載されているデトロイトは開催決定には至っておらず、現在地元自治体の承認を待っている状態だという。
アサートンは来季スケジュールの発表に際して、「IMSAは幸運なことに過去数年間、北米で最高のロードコースやロードレースイベントをスケジュールに含めることができた。そして、2019年にふたたび同じ場所に戻ってレースが開催できることをに感激している」とコメントしている。
■2019年IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ レーススケジュール(8月3日発表版)
Round | Date | Event | Format | Class |
---|---|---|---|---|
0 | 2019年1月4〜6日 | デイトナ公式テスト | Test | DPi/LMP2/GTLM/GTD |
1 | 1月24〜27日 | デイトナ | 24時間 | DPi/LMP2/GTLM/GTD |
2 | 3月13〜16日 | セブリング | 12時間 | DPi/LMP2/GTLM/GTD |
3 | 4月12〜13日 | ロングビーチ | 100分 | DPi/LMP2/GTLM |
4 | 5月3〜5日 | ミド・オハイオ | 2時間40分 | DPi/LMP2/GTLM/GTD |
5 | 5月31日〜6月1日 | デトロイト | 100分 | DPi/LMP2(GTD Sprint Cup) |
6 | 6月28〜30日 | ワトキンス・グレン | 6時間 | DPi/LMP2/GTLM/GTD |
7 | 7月5〜7日 | モスポート・パーク | 2時間40分 | DPi/LMP2/GTLM/GTD |
8 | 7月19〜20日 | ライムロック・パーク | 2時間40分 | GTLM/GTD |
9 | 8月2〜4日 | ロード・アメリカ | 2時間40分 | DPi/LMP2/GTLM/GTD |
10 | 8月23〜25日 | バージニア | 2時間40分 | GTLM/GTD |
11 | 9月13〜15日 | ラグナ・セカ | 2時間40分 | DPi/LMP2/GTLM/GTD |
12 | 10月10〜12日 | プチ・ル・マン | 10時間 | DPi/LMP2/GTLM/GTD |