ランボルギーニSC63、シェイクダウンを終え本格テストを開始。2024年WEC&IMSAにデビューへ
2023年8月14日(月)21時25分 AUTOSPORT web

ランボルギーニが2024年にデビューさせる予定の新型LMDh車両、『ランボルギーニSC63』が、イタリア・イモラでのテスト走行を終えた。
この新型プロトタイプ車両は、2024年のWEC世界耐久選手権ハイパーカークラスと、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の耐久レースで構成される『ミシュラン・エンデュランス・カップ』にデビューを飾る予定となっている。
リジェ製のシャシーをベースにしたランボルギーニの新しいLMDhプロトタイプは、8月初旬にバレルンガでシェイクダウンを行った後、先週の木曜日と金曜日の2日間、イモラで1500kmのテストセッションを行った。
ファクトリードライバーのダニール・クビアト、ミルコ・ボルトロッティ、アンドレア・カルダレッリは、大西洋の両岸でのパートナーチームとなるアイアン・リンクスが走らせる新型マシンのステアリングを握った。
ランボルギーニによると、ドライバーたちはイモラのテストにおいて、3.8リッターV8ツインターボエンジンを中心に「さまざまなキャリブレーション」を行ったという。
その他の作業としては、Xトラック製のLMDh共通ギヤボックスのキャリブレーション、ブレーキ、冷却、エアロダイナミクス、トラクションコントロール、スピードリミッターなどの調整を行った。
ランボルギーニは今月、フランスのポール・リカールとベルギーのスパ・フランコルシャンでさらなるテストを行い、SC63のホモロゲーションとレースデビューに向けて作業を進めるという。
ランボルギーニ・アイアンリンクスは2024シーズン、WECとミシュラン・エンデュランス・カップにそれぞれ1台で参戦し、ル・マン24時間レースには2台で参戦する予定だ。
この車両は、2024年3月のWEC開幕戦カタール1812kmでデビューすることが予想されている。