WEC:FP1で大クラッシュを喫したブルーノ・セナ、足首骨折で第3戦を途中棄権

2018年8月18日(土)15時5分 AUTOSPORT web

 8月17日に行われたWEC第3戦シルバーストンのフリープラクティス1回目で、大クラッシュを喫したブルーノ・セナが右足首を骨折していることが判明。週末のレース出場を断念することとなった。
 
 レベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13・ギブソンをドライブしていたセナはFP1開始から約30分後、高速右コーナーのコップスでランオフエリアを横切りバリアに衝突。このアクシデントによってセッションはすぐさま赤旗中断となっている。


 その後、セナはメディカルセンターに運ばれ検査の結果、右足首を骨折していることが分かった。この負傷によってセナは週末のシルバーストン6時間から退くことがWECのスポークスマンによって確認されている。


 なお、右フロントからサイドにかけて大きなダメージを負った1号車レベリオンはマシンの修復が間に合わず、夕方から始まったFP2に出走できずに終わった。
 
 ニール・ジャニとアンドレ・ロッテラーが乗り込む同マシンが、18日のFP3以降のセッションでレーストラックに戻ってくることが期待されているが、現時点で出走の可否および損傷状態の詳細はチームから公表されていない。


■エンジンブローが発生したバイコレスは土曜日に復帰予定


 クラッシュした1号車レベリオンの撤去後に再開されたFP1だったが、今度は同じくLMP1プライベーターのバイコレス・レーシング・チームの4号車ENSO CLM P1/01・ニスモがコース上にストップしたことで2回目の赤旗が出されている。


 赤旗の原因となった4号車バイコレスは搭載するニッサン/ニスモエンジンにトラブルが発生。駆動力を失ったほかコースにオイルを撒いてしまった。
 
 アクシデント発生当時ステアリングを握っていたレネ・バインダーは「(アリーナセクションから立ち上がる)ウェリントン・ストレートで止まる前に大きな振動を感じた」と語った。
 
「(降車後に確認すると)大きな穴が空いており、そこからオイルが漏れていた。火も出ていたよ」


「(事前に)何かを感じたのは1コーナーだけだった。ちょうどの僕の最初の周回だったんだ。通常の音とは違う“ノイズ”を何度か聞いたと思う。また僕がピットアウトするときにはマシンのリヤにいくつかダメージがあったんだ」


 金曜の走行をわずか17周で切り上げることとなってしまったバイコレス・レーシング・チームは今後、ニューエンジンに載せ替え土曜のFP3から復帰する予定だ。

不運なアクシデントによって2018年のル・マンのリタイア第1号となった4号車ENSO CLM P1/01・ニスモ


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