2試合連続メンバー外のダイアー…指揮官による戦力外通告でフルアム移籍か

　トッテナムが同クラブに所属するイングランド代表DFエリック・ダイアーの売却を検討しているようだ。22日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

　開幕から2節が経過した今季のプレミアリーグだが、長らくトッテナムを支えてきたダイアーは、いまだベンチにすら入れていない状況が続いている。同紙によると、今シーズンから指揮官に就任したアンジェ・ポステコグルー監督は、ダイアーが新チームの計画に含まれていないことを通告しており、クラブも来夏に契約満了を迎える同選手の放出を検討している模様。また、フルアムがダイアーに関心を寄せており、売却へ前向きな姿勢であると報じた。

　一方で、開幕戦となったブレントフォード戦終了後に、ダイアーの欠場について問われたポステコグルー監督は、「エリックはこのチームの一員だ」と発言。「私たちには強力なチームが必要で、それは11人の選手の問題ではない。エリックは他の選手たちと同じ立場である」と述べながら、「翌週に再評価する」と次週は同選手にもチャンスを与える可能性があると示唆。しかし、第2節・マンチェスター・ユナイテッド戦でもダイアーがベンチ入りすることはなかった。

　現在29歳のダイアーは、母親の仕事の影響で移住したポルトガルのスポルティングでユース時代を過ごし、同クラブでトップチームデビュー。2014年夏にトッテナムと5年契約を交わし、移籍初年度からリーグ戦28試合に出場すると、2015年にはイングランド代表に初選出された。以降もクラブの中心選手としてプレーしていたダイアーだが、昨シーズン後半は鼠径部の負傷に苦しみ調子を落としていた。