岩渕真奈が現役引退を発表「自分のサッカー人生が大大大好きでした」…なでしこJではW杯に3度出場

2023年9月1日(金)14時44分 サッカーキング

現役引退を発表した岩渕真奈 [写真]=ムツ カワモリ

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 日本女子代表(なでしこジャパン)FW岩渕真奈が9月1日に自身の公式X(旧:Twitter)を更新し、現役引退を表明した。また、9月8日に記者会見を行うことも併せて伝えている。

 1993年3月18日生まれで現在30歳の岩渕は、地元の関前SCでサッカーを始めると、中学進学時に日テレ・東京ヴェルディベレーザ(旧:日テレ・ベレーザ)の下部組織にあたる日テレ・メニーナに入団。2008年に正式にトップチーム昇格を果たし、初年度からリーグ新人賞を獲得した。その後も中心選手として活躍を続け、数々のタイトル獲得に貢献した。

 2012年夏にはヨーロッパへと渡り、ホッフェンハイムやバイエルンでプレー。3シーズンを過ごしたバイエルンでは女子ブンデスリーガの優勝を2度経験した。その後はINAC神戸レオネッサに4年間在籍し、2020年12月にはアストン・ヴィラに移籍しイングランド上陸を果たす。翌年5月には同クラブを退団し、名門アーセナル加入を果たした。

 アーセナル加入後は、デビュー戦となった女子チャンピオンズリーグの一戦でいきなり得点を決めるなど注目を集めたものの、イングランド屈指の名門でスタメンを確保できず。約1年半の在籍で、公式戦28試合6ゴールという成績にとどまった。今年1月には出場機会を求めて、“宿敵”トッテナムへのレンタル移籍を決断し、公式戦13試合に出場した。期限付き移籍期間の満了に伴い今夏にアーセナルに復帰したものの、契約満了に伴う退団が発表され、以降はフリーの状態が続いていた。

 2010年2月にはなでしこジャパンデビューを果たし、2011年、2015年、2019年と3度のFIFA女子ワールドカップに出場。また、オリンピックも2度経験している。2021年の東京オリンピック以降は背番号「10」を背負い、攻撃の主軸としてチームを牽引し続けたものの、今年のFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023ではメンバー外に。それでも、国際Aマッチ通算89試合の出場で36ゴールを記録するなど、存在感を放ち続けた。

 30歳でスパイクを脱ぐこととなった岩渕は、自身の自身の公式X(旧:Twitter)で次のようなコメントを発表している。

「いつも応援してくれている皆様へ 『プロサッカー選手を引退することに決めました』 この場で少しだけ伝えたいことは サッカーを通して感じた支え、声援、叱咤、激励 共闘、景色、興奮、創造 すべての事に そして関わってくださった皆様に 心から感謝しています。幸せでした!! サッカーが大好きで サッカーで出会った人達が大好きで なにより自分のサッカー人生が大大大好きでした。本当にありがとうございました」

「9月8日に記者会見をさせていただき自分の口からしっかり思いを伝えさせていただけたらと思います」

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