「ある時点で決断を下さなければ」大谷翔平の「二刀流」にヤンキース大物OBが見解「投手は理由があって一つのことをする」

2023年9月2日(土)16時1分 ココカラネクスト

怪我をしてもなお、グラウンドに立ち続ける大谷。そのパフォーマンスに驚きの声が上がっている。(C)Getty Images

 右肘の靱帯損傷により、エンゼルスの大谷翔平は今季の投手としての登板を断念することとなり、「二刀流」に関しても様々な意見が挙がっている。

 大谷はここ3シーズン投打で常時出場を続け、今季も含めて「MVP級」の成績を残してきた。しかし、今回の故障により、今後、自身2度目となるトミー・ジョン手術を行なう可能性が出てきている。当然、手術を行った場合には、来シーズンの出場への影響は避けられないという見方がほとんどだ。

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 今後決定となる治療方法にはファン、関係者の関心が高まっている中で、米メディアでは大谷のこの先のプレーについて、MLBの大物OBによる見解が伝えられている。

 米スポーツメディア『Yardbarker』は、元ヤンキースのバーニー・ウィリアムス氏が大谷の「二刀流」について語ったコメントを紹介する記事を配信。トピックでは「ワールドシリーズで4度優勝したバーニー・ウィリアムスは、エンゼルスの二刀流スーパースター、ショウヘイ・オオタニは最終的には投手か打者のどちらかにフルタイムで出場するべきだと考えている」と綴られている。

 その上でウィリアムス氏は「彼(大谷)は面白くて素晴らしい選手だが、ある時点で(打撃と投球のどちらで)決断を下さなければならないだろうと思う」と見込んでいるとして、「投手であることは本当に難しいので、投手は理由があって一つのことをする」として、投・打、いずれかでプレーすることだけでも負担が大きいと指摘したという。

 また、トピックの中では「トミー・ジョン手術の経験を持つ医師」が語ったとする「二刀流」継続への見通しも掲載しており、「29歳の彼が打者としての役割を続けながら先発投手に完全復帰したいのであれば、2024年いっぱいかけて、今回の故障から回復するべきだと提案している」として、来シーズンを治療期間に充てるべきであるとも記している。

 現在は打者としての出場を続けており、今後の「セカンド・オピニオン」次第ではシーズン終了を待たずに、今季を終える可能性もある大谷。いずれにせよ、今回伝えられた米球界OBの見解は、この先の現実的な選択肢とも言えるだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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