「サッリの息子め!」…批判が活躍の原動力、ジョルジーニョが皮肉「ありがとう」

2021年9月2日(木)11時16分 サッカーキング

名実ともに最高峰の選手となったジョルジーニョ [写真]=Getty Images

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 チェルシーのイタリア代表MFジョルジーニョが、かつての批判を浴びていた時期を振り返った。イギリス紙『デイリーメール』が伝えている

 ジョルジーニョはヴェローナのユースチームに所属し、2010年にトップチームに昇格。2014年にナポリに移籍すると、マウリツィオ・サッリ監督のもとで躍進に貢献し、サッリ監督と同タイミングの2018年にチェルシーに加入した。チェルシーでは恩師の信頼を勝ち取り初年度から出場時間を伸ばした。

 しかしファンの一部は、ゴールやアシストといった数字を残さないジョルジーニョを批判。「サッリの息子」と揶揄しブーイングを浴びせた。現在ではチャンピオンズリーグ(CL)、イタリア代表としてEURO2020を制しUEFAの最優秀選手にも輝き名実ともに欧州トップとなったジョルジーニョ。同選手は当時の批判を振り返り、モチベーションとしていたことを明かした。

「彼らが何を言っていたか、みんな覚えているだろう? あいつは遅すぎる。あいつは弱すぎる。あいつはサッリの息子だ。それは本当に腹が立った。でも聞いてくれ、彼らは僕を過小評価していたんだ。僕はどのクラブでも波乱万丈のスタートを切ってきた。どのクラブでもだよ。信じられないよ」

「僕がヴェローナに来た時誰も欲しがらなかった。ローンで4部送りになったこともある。それでも僕は仕事を続け、リスペクトを勝ち取った。そしてヴェローナに戻り、セリエAに昇格した。ナポリでも大変な一年を過ごした。そしてサッリが来てすべてを変えたんだ」

「チェルシーではどうだったかって? 批判を燃料にした。『この人たちは恥ずかしい思いをするだろう』と考え続けたよ。そして今、EL、CLのタイトルをもってここに座っている。批判をしていた人たち全員に一言だけ言いたい。『本当にありがとう』とね」

サッカーキング

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