「新たなスターになるかもしれない」NYメディアがヤンキース再建のキーマンに山本由伸を指名「切実に必要な耐久性も備えている」

2023年9月7日(木)17時58分 ココカラネクスト

低迷するヤンキースにとってローテ再編は必須。山本への視線は熱い(C)Getty Images

 オリックスの山本由伸は、今季終了後、ポスティングでのメジャー移籍が有力視されており、その名前はシーズン中、米国メディアで何度も報じられてきている。現在、パ・リーグ投手成績で勝ち星、防御率、勝率の主要3部門で何れもトップの数字をマークするなど今季も高いパフォーマンスを披露、視察に訪れたメジャー球団のスカウトからも高い評価を得たことも報じられた。

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 着々とMLB移籍が現実味を帯びてきている山本に対し、海の向こうでははやくから、多くの球団が獲得に乗り出すと伝えられてきており、現在も日本人右腕を巡る報道は途切れることはない。その中で、現地時間9月6日(日本時間7日)、ニューヨークのスポーツ情報を扱う『Empire Sports Media』がヤンキースの来季の獲得候補として山本の名前を挙げた。

 今季、地区最下位に沈むなど苦戦を強いられるシーズンとなったヤンキースに対し、同メディアは先発ローテーションの再編が必須であるとして「興味深い選択肢のひとつは、25歳の日本人投手、ヨシノブ・ヤマモトである」と綴っている。

 同メディアは「ヤンキースは最近、国際的な契約から遠ざかっているが、ヤマモトは無視できないチャンスを与えてくれている」と関心の高さを示しており、「ニューヨークでのマサヒロ・タナカの安定したパフォーマンスはファンの記憶に新しいが、日本のオリックスで印象的な投球を見せたヤマモトは、新たなスターになるかもしれない」と述べている。

 さらにトピックの中では「平均94〜95マイルの速球を武器に、スプリッター、カッター、カーブも投げる。彼のレパートリーはヤンキースのローテーションを強化するだろう」と特徴を紹介している他、「3シーズン連続で140イニング以上を投げている実績は、ヤンキースが切実に必要としている耐久性も備えている」と指摘。シーズンを通してのスタミナなども魅力の一つと評している。

 他にも「少なくとも3人、あるいは2人の先発ローテーション枠を埋める必要がある」と主張しており、「ヤンキースは今、才能だけでなく、信頼性と耐久性を兼ね備えた選手に照準を合わせるべきだ」と見解を述べている。

 近年、ヤンキース投手陣は負傷者にも悩まされたとも指摘する同メディアは、山本の「耐久性」を高く評価しているようだ。今季、WBCでも日本の世界一に貢献し、シーズンでも圧倒的な投球を続ける日本最強右腕は、ヤンキース再建を担う一員として相応しい存在であることは間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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