BMW、DTMの将来について声明「我々はクラス1規定の導入をサポートする」

2017年9月10日(日)13時16分 AUTOSPORT web

 DTMドイツツーリングカー選手権に参戦するBMWは9月9日、BMWモータースポーツ代表であるイェンス・マルカルトの声明として、メルセデスベンツ撤退後のDTMについての将来について、ITR、アウディとともに議論を進め、クラス1規定をサポートすると発表した。


 2018年までDTMでは、メルセデスベンツ、アウディ、そしてBMWという3メーカーによって争われているが、メルセデスは18年末限りでのシリーズからの撤退とフォーミュラEへの移行を発表。現行DTMの当初から参戦していたメルセデスの撤退は、シリーズの将来に向けて大きな不安要素を与えていた。


 そんななか、DTMニュルブルクリンク戦の開催期間中、BMWはマルカルトの名で声明を発表した。内容としては、BMWは今後もDTMの将来に向けプロモーターのITR e.V、そしてアウディとともに議論を進めていること、またスーパーGT500クラスとの統一規定である“クラス1”をサポートし、導入が伸びているGT500と同じ4気筒ターボエンジンの導入についても触れている。声明は下記のとおりだ。


「メルセデスベンツが2018年末でDTMドイツツーリングカー選手権を離れると発表した後、我々BMWはファンに対し、DTMの将来に向けて戦うとファンに約束した」とマルカルトは声明のなかで述べている。


「我々はまさにいま懸命にその目標について働いており、ITRのチェアマンであるゲルハルト・ベルガーとマニュファクチャラーの間で、将来の実現可能なコンセプトを作り出し、ファンにエキサイティングで最高レベルの競争を提供するために議論をしている」


「我々はいわゆる『クラス1』規定の導入をサポートし、DTMマシンにとって非常に効率的で、パワフルな4気筒ターボエンジンの導入と、空力性能を下げる準備を整えている。これによってスタンダード化された世界的なレギュレーションへの扉を開き、たとえば日本のスーパーGT車両のような、同じ技術基盤のマシンとともに走ることを可能にする」


 また、マルカルトはクラス1規定の導入により他のマニュファクチャラーがDTMに参入するように促している。


「このコンセプトがDTMの将来を確保し、国際的に開かれた魅力的なプラットフォームを提供するだろう。我々は他のマニュファクチャラーが、DTMに関心を示すのであれば、それを歓迎したい」

DTMニュルブルクリンク戦のレース1のスタートシーン


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